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こちら知事室です
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ーさがの未来につなげる

 次にスポーツですが、SSPについてはいろんな機会に皆さん方にお話ししているので、これを佐賀県の強みにする。そして国スポ・全障スポの後まで続くようにする。そして、スポーツの力をみんなに届けることと、それを実際、経済的な側面からしてみても、みんなでビジネスとしても、そしてツーリズムとしても回っていく仕掛けをつくっていこうというのがSSPであります。
 ということで、新年度については、これまでいろいろなことをやってまいりましたけれども、さらに育成の部分は強化して、西九州大学と栄養学の導入をしたりとか、デジタル技術を指導に活用する、ユースチームの指導者を確保していく、私立高校にもスポーツ指導者を確保していく、アスリート寮を支援していく、さらに、新人戦を「SSPシリーズ」として情報発信していくということで、さらに育成を強化していく事業に乗り出すことにしております。
 寮も今回、4月から2つできるわけですけれども、他県は、寮っていろんなところ、県立学校に寮があったり企業の寮があったりするんですけれども、佐賀県って県土が小さいので、寮というのがあんまりないんですよ。これって、県外から来るアスリートのみんなからすると、個人的に寮を借りたりとか、下宿を借りたりとかしなければいけなくて、そういったことなんかも含めて、これから、佐賀県としての新しい形に乗り出していきたいと思っています。

 人材育成拠点の整備ということで、国スポ・全障スポに絡んでもあるんですけれども、いろんなところの施設を今、市町と一緒になって充実を図っているのですが、新年度新たにレスリング場とスポーツクライミング競技施設を全国基準で皆さんが使えるような全国トップレベルの拠点として整備する。しかも、高校の中に設けますけれども、開放型にして、普段様々なアスリートが使ってもらえるような、そういう開放型の施設展開を図っていきたいと思っています。
 実際、これまでの予算で近々オープンする伊万里実業の公認ホッケー場なども、もちろん高校生だけじゃなくて、地域の皆さん方も様々な形で活用いただけるようにしたいと思っています。
 続きまして、移住施策です。
 移住支援の対象を全国に拡大しようと思っています。佐賀県も移住希望地ということで非常に注目を集めているんですが、国の支援スキームというのは、東京23区一極集中打開という趣旨だと思いますけれども、限られているので、佐賀県に来ようとする人というのは、23区に限られなくて佐賀に来たいという方が多いので、特に今、担い手不足になっているところが非常に多いわけでありますから、地域の担い手となっていただける方を対象に、全国どこからでも、個人は60万円、世帯は100万円という支援を、これは市町とともに取り組みたいと思っております。ですので、市町と連携ができるところについては、こういった制度ができているということで、基本的には県外に5年以上住んだような方を対象にする予定です。これでまた、さらに佐賀に様々な担い手が集まってきてくれたらなと思っています。

 この事業は、ゆめさが大学の卒業生の地域活動を後押ししようという事業です。最近おかげさまで、ゆめさが大学、概ね60歳以上の皆さん方を対象に、生涯学習、様々な佐賀のこととかを勉強していただく学校なんですけれども、ありがたいことに今、希望者が増えていて、新しく鳥栖校をつくったところです。そういった中で上がってくるのが、学んだことを地域で生かしたいとかいう声があって。であるならば、ぜひシニア地域サポーターとして活躍していただこうということで、それをあっせんするゆめさがアシストセンターみたいなものをつくって、活躍いただこうということです。ぜひ、今、高齢者といっても60代とか70代とか、まだ昔に比べたらお元気なので、第一線で地域に溶け込んでシニア地域サポーターとして活躍いただきたいというための事業です。

 続きまして、少人数学級の実現です。
 今、国も40人じゃなくて35人という学級にするように、順次だんだん、右に行っているんですね。昔は例えば、国が小学校1年生が対象で35人学級やっているときは、佐賀県は35人、小2までやって、1つ先に行っていたんですよね。そういう感じで国が一個ずつ上がってきているので、今小3まで35人学級ということになったので、佐賀県は一歩また先に、小学校4年生を35人学級に県独自で少人数化を実現しようということでありまして、いろいろ意見交換したんですけれども、小学校4年生というのはちょうど子供の自我が目覚めるというか、いろいろ多感な時代だということでもあるので、ここで35人学級にして、きめ細かな指導を実現しようということで、教育県佐賀としてしっかり先導的にやっていきたいと思っています。

 続きまして、宇宙の話です。
 佐賀県は、ご案内のとおり、JAXAと連携して、山川理事長との連携協定を結びながら、JAXAGA SCHOOL(ジャクサガスクール)をつくったりとか、それから、宇宙関係の事業者と佐賀の事業者が一緒になって地域課題をシェアして、課題解決に向けて動いたりとかしています。九州全体として見ても、大分県とか福岡県も宇宙産業というものに今乗り出していて、佐賀県も地方創生という意味と、あと、人材育成という意味で、この宇宙というところにこだわっていきたいなと思っているんですが、うちの県として、新規事業として何をやろうかということなんですが、1つは、宇宙教育ということで、キューブサットを開発、運用すると。幾つかの高校の高校生たちが連携して、これを宇宙に上げるんですね。上げるのは佐賀県ではなくて、JAXAの協力を得て上げるんですけれども、どういうような機能を佐賀のために活用できるのかみんなで議論しながらつくって、それが宇宙に上がった後は、宇宙をぐるぐるこれが回るので、それを使って、どのように佐賀のために貢献できるのかということを一緒に研究するような事業であります。未来の宇宙人材になるのか、いずれにしても、そういう宇宙というものを意識した人材を多く育てて、それが高校生たちに広く伝わっていくような形を考えています。
 さらに、宇宙ビジネスの実証フィールドにということでありまして、多様なプレイヤーが共創して議論が生まれるような場をつくっていきたいなと思います。これまでもやってきたものをさらに、DX脳と僕は言っていますけど、アイデアが実装できるための社会実験を佐賀県の中で様々できるような形になっていけばいいなという予算を組み立ててございます。

 さらに、さが園芸888運動、これは稼げる園芸農業へシフトしていこうということで、佐賀県の場合は米と麦と大豆、まさに土地活用型の農業が多いんですけれども、徐々に今、園芸農業というものにシフトしていこうということで、園芸農業をやるためには、ある程度手間がかかるし、若いうちからぜひこれを担ってやっていけば稼げる農業になっていくのでということで今頑張っていて、特に、トレーニングファームですね、ホウレンソウ、キュウリ、トマト、イチゴで、県外から移住して初めて農業をやるという方もおられて、担い手育成をして、これまでは名人芸みたいなものを、じかに伝授していたものをデータ化して、初心者でも農業ができるような形に今トレーニングファームを4つつくっているんですが、今回は第5弾で、ピーマン、特に、中山間地でも育成できるので、ピーマンを作ってみたいと思います。
 さらに、ここは卒業生がもう出ておりますから、特に、キュウリは今、佐賀県は非常に売上げも上がっている。いいキュウリができますので、園芸団地を整備するという形に拡充をしていったりとか、さらに、ミカン畑を集約、集積していきたいなと思っています。「にじゅうまる」も非常に今評判がいいので、そういったところの産地が広がるようにということも含めて、ぜひ高品質なものが作れる産地を育成していくということ。
 さらに、「いちごさん」もそうですけれども、大規模経営体をつくっていきたいと思っています。もちろん家族経営、そして、さらにそこが法人化するという、やはり規模が大きいと、それだけ様々な事業集約もできますし、働き方改革的にもいいのかなということもあります。できる限り大規模経営にして利益ができやすい体質化に方向性としては持っていきたいなという意味で、様々な整備をこれからさらにしていって、このさが園芸888運動というのは園芸産出額をいずれ888億円にしようという事業ですので、その実現に向けて頑張っていきたいと思っています。

 続きまして、林業アカデミーを開校したいということでありまして、今説明したトレーニングファームの林業版のような形と思っていただいたらいいかもしれません。今まで佐賀のことを知らない、林のことなんかやったことがないという人でも結構。この林業アカデミーに入っていただいて、様々な勉強をして、様々な体験をして、山男、山女になっていただけないかというための事業です。
 これまで林業、今、ウッドショックによって木材価格が高騰して、県内産も非常にいけている、チャンスだと思うんです。ピンチだけどチャンスだと思っていて、我々とすると、林業機械と運営の支援を第1弾、第2弾として打ち立てて、そして、様々な分割していた山の土地の集約化を実現して、集約すると機械が入りやすくて、生産性が上がる、これをやっていましたが、今回は担い手、林業就業者を確保していこうということで、人づくりにも乗り出していくということにいたしました。そのための事業でございます。

 続きまして、今年は西九州新幹線の開業が行われるということで、武雄温泉-長崎間が開業するので、DCキャンペーンをやったり、それから、僕らは温泉新幹線、佐賀県内には2つのメジャーな温泉があるので、この新幹線で温泉に行こうというような形で、チョイ旅ができないかと。長崎の皆さん方にも来ていただく、そして、九州の皆さん方にも来ていただくというような展開をしたいと思っています。
 さらに、OPEN-AIR佐賀ということで、自然体験型の事業をこれから大きく組み立てていきたいということ、それから、SAGA周遊プロジェクトということで、全県的に周遊していただく仕掛けをどれだけつくれるかが勝負だと思っています。

 ということで、JR唐津線と筑肥線、全ての列車をロマ佐賀列車に、17車両全ての車両をロマ佐賀のカラーにして、17車両全部ばらばらのデザインにしてということと、それから、JR唐津線の全駅は全ての駅をロマ佐賀でラッピングするということで、ちょうど全国からDCキャンペーンなどで来ていただいたときに、唐津線を活用していただく。佐賀と唐津を佐賀県の大動脈みたいな形で結んでいますので、多くの皆さん方が駅で降りたり乗ったりとしていただく。当然、筑肥線も乗っていただくという事業で、これは地元市もそうですけれども、スクウェアエニックスとは8年目のお付き合いになります。今年の大きな目玉として、これをやっていこうということで、JRにも運行協力、様々なところで支援していただくということでありまして、むしろ新幹線の開業と同じ年に在来線にも力を入れていくということをやっていきたいと思っています。
 “乗りたくなる列車”“降りたくなる駅”で地域を周遊ということで、一度ロマ佐賀列車をやったことが何年前かあるんですけれども、車両数が限られていたので、つぎはぎみたいな列車がよく──あのときは黄色い列車だったですよね。黄色い列車と普通の列車が運行の都合でくっついた車両になったりしていたので、今回は全ての車両を新デザイン化するので、非常に盛り上がっていくんではないのかなと思っています。10月ぐらいをめどに、今考えております。

 さらに、鹿島です。我々、新幹線ができることによって特急が大幅に減らされる鹿島地域を力を入れて応援していくというのは、これは常に申し上げていることですけれども、周辺整備、HAMABARとか、観光列車だとか、それから、海中鳥居の充実とか、いろいろやってきたんですけれども、今年もまちづくり支援もやりますし、特に、肥前大浦と肥前飯田の駅舎のトイレ改修をさせていただきたいということ。さらに、駅舎のWi-Fiを肥前白石駅と多良駅でやっていくということなどをやっていきます。
 当然、駅周辺整備事業についても鹿島市と一緒になって、県として取り組むべき事業について対応していきたいと思っていて、何とかこっちに人が周遊されるように。先ほど言った唐津線、筑肥線と、それから、鹿島・太良等の振興ということ。 あと、東側は吉野ヶ里公園の、今スノーピークとの連携と、様々なところでオープンエア化で頑張っていきますので、そんなところで、何とか全県に対応できるような周遊プランに結びつけていきたいと思っています。

 続きまして、唐津プロジェクトの一つ、「はじまりの名護屋城。」プロジェクトです。
 やはり名護屋城ってずっと未完の大器と言われていて、もったいないなと思うのは、430年前に160もの大名、家康とか石田三成とか伊達政宗とか、すごいメジャーな人が集まっていたんですけれども、そして、人口は20万人を超える要塞都市のような形になっていたんですが、大陸に出兵する話というのが非常に有名になっているんですけれども、実はそこに行くまで1年ぐらい準備をして、ここにありますように実は“奇跡の見本市”会場だったということが分かってきます。茶道、能、和歌、華道、陶磁器、それから仮装大会、結局今みたいにSNSも何もない時代に、なぜか各地域の大名たちがこんな狭いところに一堂に会してお互いにいろんなものの見せ比べをしているわけですね。ここから発祥をしたものというのがいっぱいあって、能とかはまさにここが今聖地になっているわけです。そういったところを掘り出して、「はじまりの名護屋城。」、“奇跡の見本市”会場だった、大MICE会場だったということをコンセプトにこれから売り出していきたいと思っています。
 ということで、当時を再現するような大茶会を催したいと思っています。本当は3月に、今年度予算にもあるんですけれども、コロナの関係で微妙です。来年度、どっちにしてもしっかりともう一回開催したい。
 それから、これも3月にオープンする黄金の茶室の体験と、実は侘び寂びで草庵茶室というのも当時置かれていまして、この草庵茶室というのが竹なので、これをできる限り常設ができるように今研究は進めていますが、いろんなタイミングで侘び寂び、黄金と草庵というのをセットでやれるような体制づくりを研究しています。
 さらに、名護屋城の周りにある陣跡というのがあって、そこに各大名がいたので、そこにサイン整備をする、名護屋城の周辺を周遊することによって、いろんなラリーをしてもいいですよね、ここにビッグネームがそれだけいたというところが分かるような環境整備をやっていきたいという事業です。

 それから、これも唐津プロジェクトの一環で、実は京都から東京に遷都するところの建白書を大木喬任と江藤新平が出したというのは大分今回有名になったと思いますが、さらに鉄道を大隈重信が引いたということもやって、東京ということは佐賀なしには語れない、大木喬任は東京都知事になっているということなんですけれども、実はその佐賀藩の偉業の横で、唐津藩、唐津のみんなは何をやっていたかというと、全く別の動きをしていて、東京駅を設計した辰野金吾、東京の丸の内の煉瓦街を設計していった曾禰達蔵、さらに、赤坂離宮を設計してリニューアルさせた村野藤吾、みんな唐津の人だったんですね。この人たちはみんな佐賀藩のみんなと同じようにやっぱり地元を愛していて、辰野金吾は武雄の楼門を造ったり、 曾禰達蔵は唐津の歴史民俗資料館を設計したり。村野藤吾は大和にある県の教育センターレナセルを設計している。だから、僕はすごく嬉しいなと思ったのは、こうやってすごい東京で造っていた設計のみんなが、やはり佐賀のことも愛してそういった仕事もしていたんだなというのが、こちらと同じで非常にすばらしいなと思うので、今回、「近代東京の礎は唐津がつくった」、この3人に焦点を当てた展示会を県立博物館でやってみたいと思っているわけです。

 続きまして、無人駅“まち駅”づくり化プロジェクトというのをやっていきたいと思っています。
 今、県内の約7割の駅が無人駅になってしまって、これは無人駅がこんなに増えてどうするのという声を、やはり多くの声が県に寄せられていて、やはり安全面とか防犯面でも不安だよねとかいうことだったり、でも駅って実は、例えば、上有田に行くと駅カフェが運営されていたりとか、NPOが活動拠点にしていたりとか、マルシェが厳木にあったりとか、駅って実は普段のまちづくりの拠点としても使えるんじゃないかとも思うし、もちろん、誰か人がいつもいていただくと安心だねと思っていただくような駅でもいいし、いずれにしても、無人駅を何とか解消するために市町がいろんなアイデアがあると思います。いろんなアイデアを考えたときに、県が2分の1支援をするというスキームを作りました。 ですので、市町の“まち駅”づくりを県が応援するということで、予算は足りなかったら増やしますけれども、そういった形で、むしろ、無人駅になることをきっかけに何か盛り上げていけないかなと考えております。これは市町の皆さん方がどうお考えになるかにもよるので、ぜひ、例えば、唐津市とか小城市とか一緒になって考えていただく、地元がどうしたいのかというところを住民の皆さんと考えていただくきっかけになればいいかなと思っております。

 さらに、少人数・高付加価値の旅行スタイルへの転換を加速化しますということで、コロナになって、もともと言われていた団体旅行が衰退して、FITに移行しているという話しだとか、そういったものがどんどん今加速しています。ですので、旅館とかで昔、団体旅行のために大広間みたいなのがあったけれども、ほとんど活用できない、だったらもっと小人数で入れるような部屋がいいとか、そういう改装をしたいとか、お部屋の中にお風呂が欲しいとか、いろんなニーズの変更があるので、個室化だとか、ワーケーションスペースの整備とか、先ほど言った露天風呂つき客室への改修ですとか、まさに茶師の皆さんが、農家さんがこうやって今は釜炒り茶を体験、試飲できるコーナーだったり、ホタル見学をするとか、体験型コンテンツというのが非常に大切になっております。こういったものの開発とか、アプリを開発して、有料化に持っていって、事業として成り立つようにというようなところを開発していくアプリづくりだとか、そういったものに対する転換を加速化させるための支援をやっていきたいということでありまして、これはコロナの交付金を活用しながら、その先の佐賀を見据えてやっていきたいと思います。

 さらに、今年は伊万里港が飛躍する年だと思っています。なぜならば、コロナであっても物流というのはあまり影響を受けていません。むしろ、高まっていてコンテナが足らないような状況になっています。その中で、今年は七ツ島に行く臨港道路ができていったり、西九州道もどんどん今近くまで来るようになっていますし。これはガントリークレーンといいますけど、クレーンですね。これを今1基しかないんですが、今回、2基目が今できていて、これが今年オープンして、2基体制になって、さらにこのバックヤードの部分も、クレーンを増設して収容能力を増強することによって、さらに伊万里港の揚力を強くしていくということであります。
 今回やろうとしている事業のもう一つが、荷物を今度増やさなければいけませんから、こうやってハードを充実することと併せて。ですので、直航便を持つ他港との海上運賃の差額を助成したいと思います。
 今、伊万里港というのは、例えば、釜山とか上海とか決まった港にしか行っていなくて、例えば、東南アジアなんて行っていないんですね。途中で船をチェンジしなきゃいけないので、その分余計にお金かかったりするので、まずは海上運賃の差額を伊万里市と一緒になって助成してということによって荷物を確保して、こっちが増えればこっちが機能して、といい循環になるようにという予算を組み立てております。伊万里港の飛躍につなげて行きたいと思います。

 これは佐賀大学との連携を強化していきたいということで、「TSUNAGIプロジェクト」というのをやっていて、県からも大川内元政策部長、今、大学で、いろいろと「TSUNAGIプロジェクト」もやっていただいているんですが、これまでどっちかと言うと佐賀大学とは、こういった二枚貝の資源回復とか、害虫に強い稲の育成とか、何となく研究っぽい研究を続けていたんですけれども、やはり今の時代はもっと実践的に、Society5.0時代に対応した地域課題の解決をすべきじゃないかということで、例えば、今このAI眼鏡をつけていますけれども、それで、例えば、どれを収穫していいのかというのがAIですぐ分かるとか、例えば、地滑りしそうなところをビッグデータの解析によって早期に検知するシステムだとか、SAGA2024に向けて、様々なAIを駆使したスポーツ観戦の形というのがあっていいんじゃないかなという部分の開発だとか、そのような実践的な産学官の連携に取り組むことにしておりまして、新たに産学官連携コンベンションも実現させて、発表の場を与えたりとか、展示会をしたりとか、そういったとで研究を実践化していこうということであります。社会の実装化を目指していきたいと思っています。

 さらに、サンライズパークです。大分見えてきましたね。ここのペデストリアンデッキというのも、ここにこう造られたりして、大分雰囲気が出てまいりました。アクアも非常に県民の皆さん方の活用も増えておりまして、日本代表だとか、様々なトップ選手が今集うようになってまいりました。いよいよSAGAアリーナも今順調に仕上がっています。今まで佐賀になかった施設なので、これまでとは全く違う機能を、できる限り、AI対応の最先端のことがここで実現できるような感じの実証フィールドにしていきたいと思っています。
 さらに、今、子供たちに視察していただくと、すごいキャーキャー言って喜んでいますから、新年度に県内の小学生が、できれば5年生全部がそういった体験が、造っているところを見られるのは今しかないので、できる前のこの空間をみんなに見てもらいたいなと思っています。

 ということで、SAGAサンライズパークをデジタルの実証フィールドにしていこうということで、実証AIを用いたスポーツ適性検査、80種目から適性を提案するようなコーナーがあったりとか、新たなデジタル技術で、MRキャラクターによる案内をやったり、自動運転モビリティーによる移動をここで実現して、いろんな人たちがですね、今、空港なんかに行くと自動運転の車椅子があったりしますけど、様々な部分の実証フィールドにしてみたいなと思います。
 さらに、ここで使えるアプリの開発を予定しておりまして、トイレ、それから、駐車場の混雑状況、席に座っていて何か観戦していて、コンサートとか、今トイレ混んでいるかなというのが一目でアプリで分かるようにしたいと思います。
 ちなみに、サンライズパークのトイレは、男女別も催し物によって仕切りが変わっていって、ほとんど女性のトイレになったり、ほとんど男性のトイレになったりとか、いろんな工夫が導入されることになっていて、新しい形でのフィールドにしたい。そして、本番だけじゃなくて、ふだんいろんな人たちが、ここに来ると楽しいねって、普段使いができるエリアを目指して、様々なデジタル実証フィールドにしていきたいと思いますし、AIによるスポーツハイライトの自動編集の実証とかもここでやっていくということであります。5G、さらには6Gみたいなものの実証拠点にもしていきたいと思っています。

 さらに、社会資本整備については、ご案内のとおり国の経済対策の予算も大分ついておりますので、進捗をしていきたいと思います。いよいよ令和4年度にさらに有明海沿岸道路も入ってまいりますので、このTゾーンと言っています。こっちに大分予算がつくようになりました。ですので、このジャンクションが少しずつ見えていく時代になっていくと思います。
 ここがつながっていきますと、佐賀の絵姿ががらっと変わってきます。さらに、先ほど言ったこちらも、伊万里港に向けて今進捗が図られているということ、城原川ダムも順調に進捗しておりまして、さらに味坂スマートインターというのは、これは福岡県と連携しながら今進んでいるということであります。様々な事業が今、例えば、有田や伊万里とか、いろんなところでそれぞれ生活に身近な道路も着工、供用開始を待っているような状況でございます。全体として、社会資本整備として頑張っていきたいと思っています。
 ここまでが当初予算のお話でした。

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