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新型コロナウイルス感染症関連 その2


○毎日新聞
 新型コロナウイルスについてお伺いです。
 国は全数把握について見直しする方向なんですけれども、代替策として定点把握なんかも言われています。全数把握は医療機関の負担が重くなる一方で、もし全数把握をやめると感染状況の全体の把握が難しくなるというようなデメリットもあり、今後県内の感染状況をどう把握していくつもりなのか、国が今後詳細を示すんでしょうけど、今、知事はどのように考えられているのかを御見解お願いします。
○知事
 私は、これはずっと申し上げているように、もう全数把握はやめてほしいなと思います。医療機関もどれだけ一人一人の情報をインプットするのに、もう多大な時間で夜中までずっとかかって、それがどかんと報告が来るというのが今の姿なんです。
 だから、先ほど言ったように、もうエッセンシャルワーカーからマンパワーがこんなに足りないのに、その入力作業と、それから保健所の業務、本当に保健所に人を借りたいぐらいで、ずっとこれはお盆も返上でみんな頑張ってやっているので、それが本当にそれこそ、いわゆるエボラ出血熱とか、若い人も重症化したり亡くなっていくような病気だったら、もちろん全力でやりますけれども、今闘っている相手というのを考えていかないと危機管理って、対処事象だから、そこを誤ると、もちろん個別の問題というのは人がこれだけ生きている中であるわけですよ。でも、ある部分、危機管理というのは、相手を包括的に見た上で全体最適な動きをしなければいけないわけですよ。それは統計だって取りたいし、全部やったほうがいいのはみんな分かっているけれども、その中で今のマンパワーをどこに割くかというこの危機管理の問題のときには、今全数把握して、それで受けるメリットとデメリットを考えたときに、そこはぜひこれは国で考えていただかないと、そこに追われてしまっている今現実があるわけで、それこそBA.5が収束した後と言わずに、一刻も早く対応していただきたいと思います。
 もちろん国は、また重いやつができたときに、また2類にするのは大変だと言うけれども、それはまたすぐそうすればいいわけです。相手がまたすごい凶悪化した別の株が、もし、来てほしくないけど、仮にまたデルタ株とか、前のやつが来たときにはね。だから、そこの適応力というのが危機管理の要諦なので、そこは平時の議論をしてはいけないんだと私は思っています。

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