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山口知事のさー行こう!!
第12回 【玄海町】浜野浦棚田保全組合・仮屋漁業協同組合  (平成27年 11月24日 (火曜日) )

浜野浦棚田保全組合の皆さんと一緒に

恋人の聖地の鐘を鳴らしました

浜野浦棚田保全組合の皆さんからお話をうかがいました

漁船で湾内の生け簀へ向かいました

生け簀でマダイを見ながらお話をしました

仮屋漁業協同組合の皆さんと一緒に
 『山口知事のさー行こう!!』12番目の訪問先は、玄海町の浜野浦棚田保全組合と仮屋漁業協同組合です。
 今回、佐賀県の北西部、自然豊かで穏やかな仮屋湾を訪問し、先祖代々守り続けてこられた浜野浦の棚田や湾内のマダイ養殖場を訪問し、地域でがんばる皆さんの様々なお話をお伺いしました。

 始めに、浜野浦の棚田を訪問しました。
 棚田を一望できる展望台に降り立つと、眼下に広がる283枚もの棚田が青い仮屋湾へ向かって連なる風景に目を奪われました。
 鬼木茂信副町長からは、この浜野浦の棚田は、日本の棚田百撰や恋人の聖地に選定されており、四季折々の美しい景色や仮屋湾に沈む夕日が織りなす景色を求めて多くの方が訪問されていることをご紹介いただきました。
 この棚田は400年も前に浜野浦地区の方々によって築きあげられたものです。現在は、ハウスミカンやイチゴなど、棚田以外での農業が主となっていますが、地区の皆さんは、代々守り続けてきた地域の宝を次の世代に引き継ぎたいという気持ちで、棚田を大切に保全されています。
 一つ一つが小さく、急斜面に位置する棚田での草刈りや石積みの補修などの保全活動は、とても大変なことです。浜野浦棚田保全組合の松本組合長からは、10年後も保全活動を続けていけるのかという不安や、保全活動がしやすいような水路の改修などが必要であることなどのお話がありました。保全組合では、現在、PRパンフレットの作成や情報発信、ボランティアとの協働など、地域外の方々との交流にも力を入れられています。この佐賀の宝である棚田が、保全組合の皆さんだけでなく、様々な方々の力によっても守り続けられていくことは、とてもすばらしいことだと思います。
 この棚田をずっと守り続けていただいた浜野浦地区の皆さんへ心から感謝するとともに、この風景を見て、もっともっと多くの方々に幸せな気持ちになっていただけるよう、大切にしていきたいと感じました。

 次に、仮屋漁業協同組合を訪問しました。仮屋湾は、九州でも有数の養殖マダイの生産地です。今回、漁船に乗って、仮屋湾に浮かぶ養殖生け簀まで行き、皆さんとお話をさせていただきました。
 生け簀への移動中、船から仮屋湾の風景を見ていると、緑豊かな山々に囲まれ、深い青が美しい海の様子に、この環境こそが質の良いマダイを育んでいるのだろうと感じました。
 到着すると、まず、生け簀の巨大さに驚きました。仮屋漁業協同組合の山口組合長はじめ皆さんによると、養殖生け簀は、通常、1辺10m程度のところ、仮屋漁協では1辺24mの生け簀を使用しているそうです。大きな生け簀を使うことで、魚へのストレスを軽減することができるため、健康でおいしいマダイが育つのだそうです。
 仮屋漁協のマダイは「仮屋真鯛」というブランドで流通しています。実際に生け簀の中で、悠々と泳ぐ大きなマダイを見ると、漁協の皆さんのこだわりと情熱を感じることができました。
 出荷先としては、福岡方面が多いとのことですが、魚価について伺うと、私の想像よりも低い金額に驚きました。生産者の皆さんが安心して漁業を続けていくためには、魚価を少しでも引き上げていかなければなりません。今後、マダイの生産地として、質の良いマダイを生産することに取り組むことはもちろん、その付加価値をしっかりとアピールしていく必要性を強く感じました。
 マダイ養殖の現場を訪問するのは初めてでしたが、皆さんのお話を聞き、実際のマダイを見て、その可能性を認識することができました。これからも、生産者の皆さんが、誇りをもって漁業を続けていけるようにしていきたいと思います。

【山口知事のさー行こう!!】
 浜野浦棚田保全組合、仮屋漁業協同組合を訪問して、それぞれの地域でがんばっている皆さんにお会いすることができ、たいへんうれしく思いました。
 県内のそれぞれの地域で、自然環境や脈々と受け継がれてきた伝統を守る皆さん、様々な産業に携わる皆さんなど、たくさんのがんばっている方々がいらっしゃいます。そんな皆さんがこれからも安心して活動していけるように、私も、その実情にあわせて、一つ一つ細やかに対応していきたいと思います。
 地域それぞれががんばる佐賀県へさー行こう!!

浜野浦棚田保全組合の皆さんと一緒に
 『山口知事のさー行こう!!』12番目の訪問先は、玄海町の浜野浦棚田保全組合と仮屋漁業協同組合です。
 今回、佐賀県の北西部、自然豊かで穏やかな仮屋湾を訪問し、先祖代々守り続けてこられた浜野浦の棚田や湾内のマダイ養殖場を訪問し、地域でがんばる皆さんの様々なお話をお伺いしました。

恋人の聖地の鐘を鳴らしました
 始めに、浜野浦の棚田を訪問しました。
 棚田を一望できる展望台に降り立つと、眼下に広がる283枚もの棚田が青い仮屋湾へ向かって連なる風景に目を奪われました。
 鬼木茂信副町長からは、この浜野浦の棚田は、日本の棚田百撰や恋人の聖地に選定されており、四季折々の美しい景色や仮屋湾に沈む夕日が織りなす景色を求めて多くの方が訪問されていることをご紹介いただきました。
 この棚田は400年も前に浜野浦地区の方々によって築きあげられたものです。現在は、ハウスミカンやイチゴなど、棚田以外での農業が主となっていますが、地区の皆さんは、代々守り続けてきた地域の宝を次の世代に引き継ぎたいという気持ちで、棚田を大切に保全されています。

浜野浦棚田保全組合の皆さんからお話をうかがいました
 一つ一つが小さく、急斜面に位置する棚田での草刈りや石積みの補修などの保全活動は、とても大変なことです。浜野浦棚田保全組合の松本組合長からは、10年後も保全活動を続けていけるのかという不安や、保全活動がしやすいような水路の改修などが必要であることなどのお話がありました。保全組合では、現在、PRパンフレットの作成や情報発信、ボランティアとの協働など、地域外の方々との交流にも力を入れられています。この佐賀の宝である棚田が、保全組合の皆さんだけでなく、様々な方々の力によっても守り続けられていくことは、とてもすばらしいことだと思います。
 この棚田をずっと守り続けていただいた浜野浦地区の皆さんへ心から感謝するとともに、この風景を見て、もっともっと多くの方々に幸せな気持ちになっていただけるよう、大切にしていきたいと感じました。

漁船で湾内の生け簀へ向かいました
 次に、仮屋漁業協同組合を訪問しました。仮屋湾は、九州でも有数の養殖マダイの生産地です。今回、漁船に乗って、仮屋湾に浮かぶ養殖生け簀まで行き、皆さんとお話をさせていただきました。
 生け簀への移動中、船から仮屋湾の風景を見ていると、緑豊かな山々に囲まれ、深い青が美しい海の様子に、この環境こそが質の良いマダイを育んでいるのだろうと感じました。
 到着すると、まず、生け簀の巨大さに驚きました。仮屋漁業協同組合の山口組合長はじめ皆さんによると、養殖生け簀は、通常、1辺10m程度のところ、仮屋漁協では1辺24mの生け簀を使用しているそうです。大きな生け簀を使うことで、魚へのストレスを軽減することができるため、健康でおいしいマダイが育つのだそうです。
 仮屋漁協のマダイは「仮屋真鯛」というブランドで流通しています。実際に生け簀の中で、悠々と泳ぐ大きなマダイを見ると、漁協の皆さんのこだわりと情熱を感じることができました。

生け簀でマダイを見ながらお話をしました
 出荷先としては、福岡方面が多いとのことですが、魚価について伺うと、私の想像よりも低い金額に驚きました。生産者の皆さんが安心して漁業を続けていくためには、魚価を少しでも引き上げていかなければなりません。今後、マダイの生産地として、質の良いマダイを生産することに取り組むことはもちろん、その付加価値をしっかりとアピールしていく必要性を強く感じました。
 マダイ養殖の現場を訪問するのは初めてでしたが、皆さんのお話を聞き、実際のマダイを見て、その可能性を認識することができました。これからも、生産者の皆さんが、誇りをもって漁業を続けていけるようにしていきたいと思います。

仮屋漁業協同組合の皆さんと一緒に
【山口知事のさー行こう!!】
 浜野浦棚田保全組合、仮屋漁業協同組合を訪問して、それぞれの地域でがんばっている皆さんにお会いすることができ、たいへんうれしく思いました。
 県内のそれぞれの地域で、自然環境や脈々と受け継がれてきた伝統を守る皆さん、様々な産業に携わる皆さんなど、たくさんのがんばっている方々がいらっしゃいます。そんな皆さんがこれからも安心して活動していけるように、私も、その実情にあわせて、一つ一つ細やかに対応していきたいと思います。
 地域それぞれががんばる佐賀県へさー行こう!!