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質疑応答:災害廃棄物広域処理 その2
○NBCラジオ
 瓦れきの広域処理に関してなんですけれども、繰り返しになるかもしれませんが、現時点での知事のお考えをお聞かせください。
○知事
 すみません、ちょっとそこの部分、抜けていたかもしれません。申しわけございません。
 広域処理については、正直言ってよくわからないというところでございます。まず、前提としては、先ほども申し上げたように、総理大臣、そして環境大臣から、連名といいますか、2つにわたってぜひ広域処理について協力をしていただきたいという正式な文書が来ておりますので、それは、私のほうとしては、まずは重く受けとめなければならないと思っておりますし、重く受けとめなければならないということは、でき得れば、それは協力をしなければいけないのではないかと思っているところでございます。しかしながら、その前提となります、本当に今、私ども佐賀県で広域処理をしなければいけないのかという必要性や、本当に物を受け入れて安全なんでしょうかという安全性について、政府のほうに、事務レベルでありますけれども、いろんなやりとりをしておりますけれども、納得のいく回答は得られていないと思っております。
 今回のこの説明会において、国にしっかり説明をしていただいた上で、県としても市町に対しさらに要請をしていくのか、あるいは県単独ででもいろんな判断をしていくのか、そういったことについて考えてみたいと思っているところでございます。
○NHK
 今ちょっと確認ですけれども、広域処理については1つ要請はあるという認識でいらっしゃると。ただ、佐賀県で受け入れるべきかどうかというのは判断しかねるということですか。
○知事
 すみません、ちょっと正確な言い方じゃなかったかもしれません。
 まず、両大臣名で文書が来たということは重く受けとめなければならないというのがまず1つでございます。
 しかしながら、佐賀県で広域処理をしなければならない必要性、それと、持ってこられる物が本当に安全だという安全性、この2つについて、これまでのところ、政府から私どもの得心のいく説明は得られていないと考えているところでございます。したがいまして、必要性や安全性について、説明会の場できちんと投げかけをしていきたいと思っているところでございます。
○NHK
 重く受けとめなければならないとすれば、すなわち協力していかなくちゃいけないことだという、その協力していかなくてはいけないというのは、何に関してということですか。その要請に対して。
○知事
 ええ、その要請に対して、こんなふうにしてくれませんか、そして、広域処理について協力をしてください、協力をしてくださいの意味は、佐賀県の中で広域処理を幾ばくかの量引き受けていただけませんかというお願いの文書なわけですね。それがこれだけ来ているということは、軽々に無視をしていいというものではないだろうと思います。
 しかしながら、基本的にはこうした災害廃棄物の処理は市町の仕事でもございますし、また、我々が市町に対して文書自体はその日中にお示しをしておりますけれども、県としてもどうしてもこれをお願いしたいんだと言うからには、我々自身が納得をしなければ市や町にもお願いしていくということにならないと思っております。そこの段階まではまだ至っていないというところでございます。
○NHK
 引き続きなんですが、6日までに環境大臣あてに回答をということになっていると思うんですけれども、これまで、知事しっかり説明してくださいというスタンスでこれまで公の場でも説明されていますけれども、その説明会自体は9日になっていますけれども、6日の締め切りは、国への回答というのはどういった中身で現時点でお考えなんですか。
○知事
 国から求められている6日の時点での回答というのは、6日までに最終的な返事をくれと言われているわけではなくて、6日時点での検討状況について報告をしていただきたいということでありますので、その6日の時点においては、9日に説明会を開催するので、それでまず国の考え方をしっかり聞かせていただくというような状況の報告になろうかと思います。
○NHK

 9日の説明会を踏まえて判断するという、そういう流れになりそうですか。
○知事
 ちょっと文章表現はどうなるかわかりませんが、いずれにしても、4月9日の説明会をやるということ自体は一つの進んだ状況ではあると思うので、そのことのご報告を国に対してはするということでございます。
○毎日新聞
 瓦れきの説明会です。これは何か県民からの声を受けるような仕組みというのはお考えですか。
○知事
 そのときにとは考えておりませんが、私どもが申し上げるいろいろただしていく内容というのは、県民の方々から賛成も反対も寄せられているわけでありますけれども、そうしたものをピックアップしてお届けをするというか、ぶつけていくという格好になると思っております。
 そのときそのものは、その会合そのものは県民の方々が参加していただくというふうには考えておりませんで、時間も限られておりますので、メディアの皆様方にはぜひ入って聞いていただきたいと思いますけれども、一般県民の方が入っていただいてその場で国とやりとりをするという形では考えておりません。
○毎日新聞
 逆に、事前に募集したりということも現時点では特に。
○知事
 ええ、考えておりません。というのは、もう既にそのことについてはいろいろ申し入れもいただいておりますし、たくさんのメールや手紙もいただいておりますので、そういった中で、やっぱり共通するような不安の声、疑問の声、そうしたものは我々としてはピックアップできていると思っておりますし、一方で、ぜひ受け入れるべきだという声などもございますので、そうしたものを私どものほうで拾い上げてぶつけていきたいと思います。
○読売新聞
 必要性の部分なんですけれども、例えば、今まで震災直後に宮城や岩手、もしくは各市町と支援を通じた関係というものができ上がっていると思うんですけれども、向こうの現地の自治体に対してどういう状況かというのをお問い合わせになられたりした経緯はないんでしょうか。
○知事
 正式に、これが例えばこういう記者会見の場で公表しますということを前提にした情報収集というのは行っておりません。実際に現地に出かけていった人から、個人の判断や感想ということで聞いているものはいろいろございます。そういったものがいろいろあるものですから、またよくわからなくなってきているというところが正直なところでございまして、我々だけが悩んでいてもいけないので、そこは国としてのきちんとした判断を示していただきたいと思っているところです。
○佐賀新聞
 今の関連ですけれども、公にすることを前提にしていないということであって、個別に被災している知事のほうに何か相談なりされたというのはないですか。
○知事
 被災された県の知事さんとはいろんな形でいろいろ話すことがあります。ですから、それはそれで、その時々においていろんなご意見をいただいているところでございます。
 やっぱり広域処理をしないとなかなか間に合わないというお話もあれば、うちはもうある程度自前でできていくし、春になれば仮設プラントも立ち上がっていくので急速に処理が進んでいくのではないかということを言われる方などもいらっしゃいまして、それはさまざまでございます。

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