「三重津タイムクルーズ」をスタートします

　続きまして、三重津のタイムクルーズがスタートするという話でございます。
　なかなか三重津の海軍所跡というのはすばらしいんですけれども、現存しているものが何かと言われると、非常に厳しいところもあるので、なかなか工夫が要ったんですけれども、この160年前の当時の様子が大切だということで、ＣＧの映像コンテンツをＶＲ機器等で体験するニュースタイムクルーズということを始めたいと思っています。開始日はあさっての金曜日からということで、佐野常民記念館及び現地ということであります。利用時間は９時から17時まで無料ということです。
　主なコンテンツといたしまして、ラウンドビジョン、それからヘッドマウントディスプレイ、ＶＲ－ＳＣＯＰＥといったものになります。ラウンドビジョンというのはこういうふうな形で、各フロアのガイダンスのほか、海軍所の簡単な概要をＣＧ映像により紹介するといったところでございます。迫力ある映像で、「知る・楽しむ」旅の始まりを演出したいと思います。
　このヘッドマウントディスプレイというものは160年前のにぎわいをイメージした映像をＶＲ機器でバーチャルに体感ということで、これも私もちょっとやってみたんですが、後ろを見るとバックが見えたりとか、自分の見る方向で見たいところが見えるような形になります。三重津は昔こんな感じだったんだなということがつぶさにわかるような形になります。ぜひ皆さんも体験してみてください。
　そして、ＶＲ－ＳＣＯＰＥということで、この川岸の現地に行って、それぞれのポイントでのぞくと、当時の様子をイメージしたＣＧ映像があらわれると、音声ガイドによる紹介をするということでありまして、こういったＳＣＯＰＥを使ってやります。名護屋のときはタブレットみたいな形でしたけど、こちらのほうはＳＣＯＰＥということで違いを持たせてありますけれども、現地と今の対比が可能ということになっています。
　ちなみにこの明治日本の産業革命遺産ですけれども、ことしの５月ごろにイコモスによる勧告がなされるということになっておりまして、大体４月の下旬ぐらいですかね、４月の下旬から５月の中旬と言われていますけれども、このあたりに勧告がありまして、うまくいきますと、そのまま７月ごろに登録の可否が決定ということになりますので、しっかりと三重津もこの中に入って登録がなされればいいなと思っています。多くの方に訪れていただきたいと思っています。あした、13時半からマスコミ向けの内覧会を開催いたしますので、ぜひこのコンテンツも皆さんに体験していただきたいというふうに思っています。
　私からは以上でございます。