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原発関連 その3

○佐賀新聞
 まずもって原発のほうからですけれども、原発再稼働には安全性の確認と、動かさなきゃいけないという必要性の問題が出てくるかと思うんですけれども、今年の猛暑の中でも、九電管内でも電力に関しては足りているという声も一方である中で、知事としてはまだやっぱり再稼働は必要だと、安全性の確保はもちろん大前提でしょうけれども、必要性についても、やっぱり再稼働は必要だという認識は変わらないということでよろしいでしょうか。
○知事
 そこは、もちろんいろんな方々が今足りているじゃないかというお話があるのもわかります。そして、私は基本的には、できる限り原子力発電に対する依存度をゼロに近づけていくという方針であるべきだということは、ずっとかねてから主張させていただいておりますが、全体的なエネルギーミックスの問題というのは、エネルギー基本計画の中で国が決めていくという中で、約20%でしたか、20から23というお話、原発の寄与といったものも必要だという中で、それは国が判断されたことだと思います。
 今足りているということだけではなくて、やはり安定供給の問題ですとか、価格の問題とか、危機管理の問題とか、そういった問題もありますので、その中で国が判断されているところだと思いますので、私の方針は変わっておりません。
○佐賀新聞
 それに関連してですけれども、先ほど言われた価格の問題ですけれども、仮に川内1号が動いて、2号と続いた場合には、例えば、九電の経営環境がよくなったら、1回値上げしたものを値下げ、できれば期待感みたいなものはあるんですかね、やっぱり。
○知事
 そうですね。もちろん九電の経営状況に私が言える立場ではないですけれども、県民の立場からすると、そして、特に中小企業の立場からすると、そういったところについて一定のお返事はあったらいいなとは思いますね。
○佐賀新聞
 それと、地元同意の範囲については、国が反対案を示すべきじゃないかということだったかと思うんですが、その前提として、知事が言われた言葉では、県としての意見をしっかり伝えていくということであれば、ある程度協議をした上で最終的に国が決めていただければと、決めるべきだというニュアンスでいいですかね。
○知事
 もちろん。基本的には今、新しい規制基準のもとで審査をしていますので、その個別プラントの設置変更許可が起きた段階で、そういう話になってくると思いますので、その中で、国の話をしっかり聞くということと、今までの、先行している川内の状況なんかも踏まえながら我々の意見を言っていくということになろうかと思います。
○NHK
 最初のほうの質疑の中で、玄海の再稼働をもしする場合に県議会の了承を求めますかという質問に対して、川内でやったことはできるだけやっていこうという意味は、議決になるのか、同意か、了承かわかりませんけど、何らかの県議会の判断も求めていこうというお考えと捉らまえてよろしいでしょうか。
○知事
 基本的に、これだけの県民の関心事でありますから、私が県議会に対してあれこれということではなくて、県議会自身も今、特別委員会を設けて、みずからいろいろ考えておられるので、それは県議会としての一定の考え方というものが示されると思っています。
○NHK
 積極的に求めていくというよりは、当然何か判断してもらえるだろうというお考えでしょうか。
○知事
 だから、求めていくというと、何かそれに委ねるという感じに受け取られるところもあると思いますけれども、これはやはり県議会としても見識をきっとお示しになられると私は思っていますので、そういったところもしっかりと承りたいと思っています。
○NHK
 わかりました。

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