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政府関係機関の地方移転に係る提案書を国に提出しました

 4つ目ですね。政府関係機関の地方移転に係る提案書を国に提出しました。これもいろいろ国のほうから募集があって、どの程度実現性があるのかということについては、私もまだまだ確たる自信があるわけではないんですけれども、せっかくそういうお話があったので、我々なりに本気で誘致を目指すものについて2点今回応募をさせていただいたところであります。8月31日までが募集期間でありました。報道によると鹿児島県は出さなかったみたいですけれども、ほかは全部出したと聞いております。
 2つのうちの1つが気象大学校でありまして、今これは柏にあります。気象業務に従事するために必要な教育、訓練を行う気象庁の施設等機関であります。移転候補地は佐賀市など、複数提示をしているところでありますけれども、我々は気象庁というものをとても大事に思っています。私も防災機関でさまざまな現場に行きましたけれども、気象庁の持っている情報とか、将来予測といったことについては、まず必ず最初に気象庁の説明を受けたぐらい気象庁を大事にしてきました。これは本当に私とすると、一緒になって気象庁にとっても佐賀県に来てよかったと思っていただくような取り組みをこれから展開させていただきたいと思いますし、我々は風水害とかについてのノウハウもあります。そして、そもそも施設とすると地震の少ない環境でもありますので、十分気象大学校の皆さん方にもメリットがあるのではないかなと思います。
 本県のメリットとしても、危機管理の基本は気象であるということでしっかりやっておりますので、危機管理対応の充実強化のためにも、ノウハウがお互いで選べるというのは重要なことではないかと思いますし、高等教育機関の数も少ないので、こういう高度専門人材育成の環境を整備することによって、本県の新しい人の流れをつくるという達成に大きく寄与させていただけるんではないかと思って出しました。
 これはまさかほかに出てくると思っていなかったので、出したんですけれども、何と兵庫県とかぶっていまして、兵庫県は19個出していますから、我々は2つのうちの1つですので、何とか我々の熱い思いを国のほうに届けていきたいなと思っています。
 2つ目でございますけれども、医薬基盤・健康・栄養研究所、薬用植物資源研究センター筑波研究部でありまして、薬用植物に関する国内唯一の総合研究センターであります。移転候補地としては、唐津を中心に考えております。これはうちのほうでコスメ構想をやっておりますので、天然由来原料の供給地として強化が図れるのではないかと思ったりとか、玄海町の薬用植物栽培研究所との連携ですとかといったところについても考えております。
 そして、本県としても、こういう薬用植物の研究センターが来ると、コスメ産業の集積等にもうってつけでもありますし、人材の受け皿、国内外の研究者の定住交流促進にもなるかなと思っています。こちらのほうは4県、うちと長野、岐阜、兵庫とかぶっているわけですけれども、これからいろいろ国のほうからヒアリングとかあると思いますが、あるとすると、来ていただくことのメリットを訴えていくと考えているところでございます。
 移転の実現に向けて全力で取り組んでいきたいと思います。
 私からは以上です。

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