メニュー表示
こちら知事室です
×
こちら知事室です こちら知事室です

有田焼創業400年記念イヤー事業を実施します

 2つ目ですが、有田焼創業400年記念イヤー事業を実施しますということですが、何となく、あえて400年記念事業でいいのではないかという気に先ほどなったんです。
 結局、私が今までいろんなところに行って、有田焼創業400年よねと、そしたら、有田に行ったら何ができるのかと大分ほうぼうの方から聞かれました。もちろん有田町もいろんなすばらしい事業もやっているんですけれども、県としても、ひとつアイデアを出して、町の支援をしていこうかなということもあって、みんなで考えてやった事業であります。
 400年の節目だからこそ、佐賀、有田に行くと何があるのかといった期待、これに応えるためにも、記念事業として2016年に九陶(九州陶磁文化館)を拠点として展開したいと思っています。
 概要ですけれども、館内にて特別企画展を開催したいというのが「人間国宝と三右衛門」展ということでございます。それから、「日本磁器誕生」展というものをやっていくということと、館外にて「アリタハウス」というものを運営したいと思います。これは「究極の器で佐賀の食を!」ということでありまして、皆さん、人間国宝とか三右衛門の器で朝ご飯とか昼ご飯とか食べたことありますか。あまりないですよね。であれば、有田に来ていただければ、立派な器でご飯を食べてもらおうじゃないかということで、この人間国宝と三右衛門さんがみんなやってみようと合意いただいたので、そういったもので佐賀の食を食べていただこうという「佐賀馳走」というシリーズ、それから、「ARITA EPISODE2」を体感していただく仕掛けをつくっていきたいと思っています。
 まず、館内のほうでありますけれども、「人間国宝と三右衛門」展ということで、井上萬二先生、中島宏先生、今泉今右衛門先生、酒井田柿右衛門先生と中里太郎右衛門先生、この5人の巨匠で繰り広げられる代表作を展示していきたいと思います。
 それから、「日本磁器誕生」展で、日本磁器400年の歩みと美を紹介しようということで、これは10月から11月末まで、さまざまな日本磁器誕生の歴史と核心に迫るといったものであります。
 そして、先ほど説明した館外の「アリタハウス」ですけれども、特別な食空間を演出するということで、有田焼の根源的価値、先ほどの人間国宝と三右衛門さんもそうですけれども、やはり有田焼も使って喜ばれることが一つの大きな有田焼の魅力だというところをぜひ皆さんに知っていただこうと、飾っているとか直しているということではなくて、それが使われていることに非常に価値があるんだということを体感してもらおうじゃないかということで合意しました。
 アプローチデッキで3カ月の予定で、すばらしい器を使って、器も、そして、中の佐賀の食もすばらしいというようなコラボを実現させたいと思います。
 人間国宝や三右衛門の器で、佐賀の食材にこだわったメニューを提供すると。日常ではなかなか体験できない特別な食空間を演出するということでありまして、これから先ほど言った朝ごはんとのコラボもありますでしょうし、ランチ、スイーツ、酒など、どういった器とのコラボができるのかというものをお楽しみいただきたいと思います。
 それから、「ARITA EPISODE2」というのを今やっておりますけれども、こういった未来志向の有田焼というものを体感いただこうかと思っています。佐賀県の有田焼の物づくりの技術とヨーロッパのさまざまなデザイナーとのコラボとか、そういったもので新しい時代に向き合うような「ARITA EPISODE2」のコーナーを体感いただこうということであります。
 そのほか、検討中の事業としては、「世界料理学会 in ARITA」を開催しようとか、「日本伝統工芸フォーラム」を開催しようとか、こういったものは今開催に向けて準備中でありまして、こういったことも含めて、来年、佐賀県の有田に訪れると、そして、有田から、嬉野ですとか、唐津ですとか、武雄ですとか、佐賀県内には方々にさまざまな焼き物がありますので、そういったものも含めてPRできるような仕掛けをつくっていきたいと思っております。
 世界の有田焼を実現するため、一丸となって取り組ませていただきます。よろしくお願いします。

一覧に戻る
前の記事に戻る
次の記事に進む