中木庭ダムの放流を活かした小水力発電が始まります～ 九州で初めて既設ダムへ民間発電事業者が参画 ～

　最後になります。きょうからそれこそ電力の小売自由化ということになりますけれども、九州で初めて既設ダムへ民間発電事業者が参画することで、きょうから中木庭ダムの放流を生かした小水力発電が始まります。
　中木庭ダムは、もともと洪水の調整ですとか、もともといずれ水道で活用しようということでできたダムで、電力というのは考えていなかったわけですけれども、今回、買い取り制度も始まって、改めてプラスして小水力、水力の落下能力を利用して、発電で売電することが可能かどうかと公募をしたところ、今回、成立し、小水力発電を実施していくということです。いわゆる発電機能をプラスしたということですね。
　発電の効果といたしまして、地球温暖化対策、そして管理費用を軽減する。それから地域活性化、佐賀県がこういった自然エネルギー、再生エネルギー、そういったものに力を入れているというところのＰＲの一助にもしていきたいと思います。
　地域のイベント、清掃活動などの予算化、それから環境教育の実施といったこともやっていきたいなと思っております。
　発電所周辺は、自由に見学できますし、内部は見学窓からごらんいただけるようになっています。ここを歩いていくと、これが窓という状況になりますので、ぜひさまざまな機会を見つけてご活用いただきたいと思っています。
　インフラをかしこく使う取り組みを通じて、自然環境や地域の暮らしに貢献していきたいと考えておりますので、こちらのほうもよろしくお願いしたいと思います。
　私からは以上でございます。