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熊本地震関連その2

○NHK
 地震の関係の話に移させてほしいんですが、まだ引き続き余震が続いているかと思うんですけれども、この前のGM21のミーティングのときにも県全体として被災者の方の受け入れを積極的に支援するということを決めておったかと思うんですが、今後、具体的に佐賀県としてどういう支援というものを行っていきたいということが、もし今の段階で明確にわかっているものがあれば教えていただければと思います。
○知事
 まず、本県に来ていただいた方に対して、そのニーズというか、皆さん方が思っていること。この前のGMだと、例えば医者にかかるとか、予防注射という話がありましたけれども、そういったいろんな課題が出てくることに対して、できる限り避難民の皆さん方に寄り添ってしっかりと不便がないような形で対応していくということに尽きるかと思います。
○佐賀新聞
 地震の関連でもう1点、川内原発で、地震が起きた後もそのまま稼働を続けていると思います。これについて、市民団体から停止の要望が九電にいったりとかしているんですけれども、地震の近くで原発が動いていることに関しての受けとめ、それと玄海原発がある佐賀県として地震と原発の関係についてと、今のご見解というところを少しお聞かせください。
○知事
 私は、原発の問題については原子力規制委員会がどうお考えになっているのかということが非常に気になるんですね。ですから、そこがどういう根拠でその時点でまだセーフティーと言うかどうかというのは非常に関心事でした。東日本(大震災)から後は特に「原発どうなっとるやろうか」というのがみんなの関心事だと思うんですね。ですから、そこをタイムリーに情報発信ができるような仕掛けがもっとあっていいのではないかなと思いましたし、たしかもっとインターバルを短くしてやろうという話が出ていたかな。要は川内はどうなのか、うちの玄海はどうなのかといったことについては、何かもうちょっと自動的に情報が出ていくような仕掛けといったものが必要なのではないかなと思っております。
 九電もそうですし、規制委員会もだと思いますけれども、時点時点で状況がわかるような仕掛けをみんな求めているんではないかなと私は思いました。
○佐賀新聞
 すみません、ちょっとそれに関連して、原発に反対されている方とかが停止を求めたりとかということ、具体的な動きというのは出ているんですけれども、そういうイデオロギーに関係なく、原発に関する不安というのは感じていらっしゃるんだろうなということは知事も感じておられたという理解でよろしい──いわゆる県民なり市民なりが感じているというところは、先ほど関心事だったということもおっしゃっていまして、そういうことは感じているというところではよろしいんでしょうか。
○知事
 もちろん今回の川内についても原子力規制委員会はセーフティーだという判断をしているし、特に玄海については距離もあるし、大丈夫だという話は我々のほうにも伝わってきているんですけれども、住民や県民、国民に関して言うと、我々の中での情報をもっとわかりやすく、今どういう状況にあるのかといったところについて、そこのインターフェースをもっと構築するというか、しかもタイムリーに。ということがどういうやり方がいいのか。もちろん、まだわかりませんと言って不安をかきたてるというのも問題なので、これはよく今回を契機に考えていくべき話なのかなと思います。
 東日本のときも、みんな最初から原発どうだったかって意識していたかというと、そうではなくて、「あっ」というところからスタートしているので、そういうところをもう一度考えていくようにすべきだと思うし、私もタイミングを見計らってそういう話もしていきたいと思います。
○佐賀新聞
 ごめんなさい、今の知事のご発言に関して1点確認ですけど、自動的に情報が出るような仕掛けというのは、例えば、原子力規制委員会だったりとか九州電力という事業者が一定の例えば時間時間で、県なりだったりとか、我々マスコミも九電とかには原発大丈夫ですかというのを今回尋ねたりはしているんですけど、そういうものをいわゆる事業者として自らホームページだったりとかにちゃんと住民がわかるレベルで発信する必要があるという理解でよろしいんでしょうか。
○知事
 それは自動的には無理なので、これはあくまでもどこかで意思が必要だとは思うんですけれども、ただ、基本的にどういうようなスタンスでその情報が出てくるのか、できる限り予見可能性があったほうが、我々も安心するし、住民の皆さん方も、次はいつごろの情報を待てばいいんだなとわかるのかなというところ。それがいわゆる原子力政策全体に対する信頼にも寄与するんではないかなと思いますし、やはりそのぐらい東日本(大震災)のあのときの経験が国民の中で大きな意識になっているんだと思っています。

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