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原発関連その1

○NHK
 玄海原発について、きょう、まさに規制委員会の現地調査が行われています。再稼働に向けた審査のステップが確実に前に進んでいる状況だと思うんですけれども、先般、知事がおっしゃっていた20の市町の首長さんとの意見交換をされたいというお話でしたけれども、その機会は、具体的な時期だとか、形式だとか、そういうようなことは知事の中でお考えが進んだ部分がありますでしょうか。
○知事
 まず思っているのは、いずれやってくる、我々としてどういう意見を出していくのかというタイミングの中で、20の首長さんと話す機会をつくっていこうかなと思っておりますけれども、これも毎回申し上げておりますように、この審査が進んでいく中で、国の考え方を聞いて、その後のあり方を考えていきたい、その中で、20人の首長さんの意見を聞くタイミングも考えていきたいと思っています。
○NHK
 もう少し国の考えみたいなものを、この後聞く機会を県として持ってからという。
○知事
 基本的に設置変更許可が行われる前、きょう規制委員会が現場に行っていますよね。これは大部分進んだということかなと私も思っていて、そこから許可までの間にパブリックコメントも含めて、いろいろな流れがあります。その間に我々として、どういう流れになるのかもしっかりと検討して、許可があると、国のほうから話があって、どういう進め方にしましょうかと。それは個別に各地域ごとにやるという国の話があるので、その中で我々としての地元の思いも伝えながら、その後の手続をやっていく流れになるのかなと思っています。
○佐賀新聞
 原発に関して、知事はかねがね幅広く意見を聞く姿勢を示していらっしゃると思いますが、その中で、佐賀県だけ第三者的な専門機関というか、第三者機関の組織がない状況に今なっていると思うんですけれども、鹿児島も新しい知事が誕生されて、設置する意向は示されているんですが、知事として、佐賀県にそういう専門家なりなんなりの意見を聞く場みたいなものは設けられるような考えはあるんでしょうか。
○知事
 前から申し上げているように、佐賀県はできるだけ多くの方々の意見を聞きながら、それを公開してやっていきたいという思いはあるわけですけれども、ずっと悩んで考えていたのは、それは本当に委員会という方法がいいのか、委員会という限られたメンバーでなくて、もっともっと多くの方々の意見を聞いて、それを示していくというやり方がいいのかというのは、今考えているところでもありますけれども、ご案内のとおり、同じ九電の鹿児島県庁がそういったことを考えておられて、もしうちの県民の皆さん方が、何かちょっと不安だなと、もし思われていることが多いとしたならば、それは私の本意ではないので、委員会というものをつくって、それ以外の皆さん方の話もしっかり聞いていくやり方も検討しなければいけないかなと思っています。
 いずれにしても、我々の検証のやり方は、今、部内で検討しておりますので、その中で、それも検討していきたいと思っています。
○佐賀新聞
 国から来た後で意見を聞いた上での判断だと思うんですけれども、知事としてそういう意見を聞いた上での判断基準というのは、どういうふうなものを今想定されているんでしょうか。
○知事
 もともと私は、今いろいろな県でいろいろな検証も進んでいますし、もちろんさまざまな論点も出てきているので、そういったところをしっかりとよく我々自身も佐賀県に置きかえて問題がないのかどうか一個一個しっかり整理をしていって、来るべきそういう時期になったときに、我々としての考え方もお示しして、県民の皆さん方にどうお考えなのかしっかりとお伺いをして、もちろん県議会の皆さん方の話も聞いて、我々としての考え方を示していくという大きな流れだと思いますけれども、個別にそれをどうやっていくのかということについては、今、中で議論をしているところです。
○佐賀新聞
 そのいろいろな論点というところを今具体化していただくことはできますか。
○知事
 多くの問題点があります。最近でいえば高浜の避難訓練がいろんな天候の問題によって、なかなかうまくいかない問題とか、基準地震動とか、あと免震棟の問題だとか、あと熊本の場合のように連続して起こる災害に対して、屋内退避がどうなのかとか、毎回毎回いろんなことがこうやって出てくるので、そのたびに我々として大丈夫だろうかという検証はしているので、そういった多くの問題について、いずれ整備して、我々の考え方も示すときがあると思います。

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