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「子どもたちの居場所」に本を贈ります-いつでもどこでも“本”とつながる佐賀県を目指して-

 「子どもたちの居場所」に本を贈ります。いつでもどこでも本とつながる佐賀県を目指しています。
 地域地域で、市立、町立図書館だとか旧町の図書館だとかがありますけれども、もっときめ細やかなところに、例えば、放課後児童クラブだとか、小児科だったりとか、いろんなところに、身近なところに本があって、本に接することによって、もっと次の本を読みたいなという環境をつくっていったらいいんじゃないのかと思っています。
 昨年から、児童書については一括購入もしておりますので、せっかく子供の本がいっぱいあって、そして、司書の皆さん方がそのすばらしい本を選べるという環境にあるわけですから、もっともっと本に親しんでもらえるような、ましてや今、ICT化で、なかなか本を読む時間が少ないという話を聞いておりますので、身近な居場所に「こころざしスポット」ということで、1カ所当たり児童書50冊までを助成する事業を実施しています。
 流れですけれども、8月1日から9月30日まで募集をかけました。応募が241カ所ありましたので、抽せんをして、まずスタート段階で130カ所を決定したところです。この130カ所につきまして、県立図書館の司書さんがお薦めの本のリストが400冊あります。それぞれ50冊までを地域の特性、子供たちの状況など、いろいろありますから、この400冊の中から、(選択します)。幼児向け、低学年向け、高学年向け、そして中学生向けに100冊ずつありますので、その中から地域特性に応じて50冊までを選択して、この12月から来年1月に納品するという形になります。
 130カ所、これだけ県内に子供たちが普段寄り合えるスポットができます。見ていただくと、やっぱり放課後児童クラブですとか民間の学童(保育)さんが多くて、そのほかには幼稚園、保育所、児童館、子育て支援センター、病院関係、児童養護施設、子育て応援の店もあります。
 これから29年度から32年度にかけまして、さらに追加して、5年間で400カ所を目指していまして、せんだって抽せんに漏れた86カ所につきましては、抽せんに漏れただけですからもっと早く、要は思ったよりも応募が多かったということなので、前倒しを検討して、補正(予算)などの検討を今、しているところであります。できるだけ早くこの400カ所ができ上がるようにやっていきたいと思うのと同時に、先ほど言った本の選定、優良図書ですけれども、佐賀県にゆかりのある本がなかなかなくて、そういったところの発掘もして、加えていって、郷土に誇りのある子供たちを育てていきたいと考えています。
 身近な「こころざしスポット」が、子供たちにとってたくさんの本と出会い、そして次の本へとつながって、志を育む場であってほしいと願っています。

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