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佐賀空港の自衛隊使用要請関連その2

○朝日新聞
 オスプレイ問題に関して幾つか質問をさせていただきたいんですが、まず、先ほど読売新聞の方からの2問目のこと、意見集約を漁協がしていると。それを待つのかということなんですが、それに対して答えが、話し合いに全力を尽くしたいということで答えになっていないと思うので、もう一度明確なお答えをいただきたい。
○知事
 待つことはない。
○朝日新聞
 知事の受け入れ可否のご判断の前後と、その漁協の意見集約の結果の出るタイミングというのは関連していないということですか。
○知事
 というか、漁業者が漁業者としてどう考えるのかについては、これは漁業者、そして漁協がみずから考えられることだと思うんです。そこに対して、私が口を挟むというのはいかがなものかと思っていて、その工程がどうであろうが、我々として今やるべきことは、漁業者としっかり意見交換をしてということだと申し上げているわけで、少なくとも、それを待ってとか、それと関係してということではないということを申し上げているつもりです。
○朝日新聞
 この前6月議会で、徳光議員の質問に答える形で、知事の受け入れ可否の判断には漁業者の一定の理解が必要だというふうなことを述べられていますけれども、漁業者の一定の理解というのは、具体的に何なのかを教えていただけますか。
○知事
 物事に、全ての皆さん方にご理解をいただくとかそういうことというのはなかなか難しいんだというふうに思いますけれども、やはり私なりに信頼関係ができるかできないかといったところには、一定のラインというかそういったものもあるのかなというふうに思いますが、まずはほとんど今、信頼関係がない状況なので、そういったところについての状況を見ながら、そういったところの判断というのは考えていきたいと思います。
○朝日新聞
 今おっしゃった一定のラインというのは、例えば漁業者の方が漁協として同意を表明するとか、あるいはそういうものじゃないのかという具体的なものというのは、今おっしゃったラインの内容というのは、今、知事の中で具体的になっていますか。
○知事
 本当にこれも交渉、お互いでいろんな考え方をすり合わせていくということなんでね。漁業者や漁協の皆さん方と話をしていても、やみくもに国に対峙しようというお考えではないので、どういうふうな形でこの問題について決着させるのかといったところについて、今、我々は汗をかいているわけであって、そういったことにまず注力させてくださいということです。
○朝日新聞
 この前もちょっと伺ったんですけれども、もう7月の中旬で、8月、9月にノリ漁期が来ると、1カ月半の間で、知事の受け入れ判断の前提となる漁業者の一定の理解が得られる状況になると思うか、お聞かせいただけますか。
○知事
 努力をしたいと申し上げていて、それに対して、それがどういう状況になっていくのかというのはまだ見通せない。
 まずは論点整理をさせていただいて、漁業者、そして国と交渉するといっても、まだ緒についたばかりなので、そういった意味で、まさにまだこれからなんだろうというふうに思っています。
○サガテレビ
 漁協のお話で、意見集約をして統一見解を出すということなんですけれども、先ほどから質問にありますけれども、漁協としては、今のところ反対の意見が多いということで、もしこの統一見解で、仮に反対というような統一見解が出された場合の県の対応、知事の対応というのはどのようになるんでしょうか。
○知事
 それでも努力をしていくということだと思っています。仮のことをあんまり考えたくはありませんけれども、精力的に今やっているし、これからももっとやっていこうと思っている状況なので、そこをしっかりやっていくということだと思います。
○サガテレビ
 努力というと、例えば、知事が漁業者と直接会って何か対話をしたり、もしくは県の考え方を知事から直接漁業者に説明したり、そういったものというのは現時点で考えられていますか。
○知事
 そういった局面もあり得ると思っています。
○サガテレビ
 スケジュール感はお持ちではないということを常々おっしゃっていると思いますけれども、最終的に判断するときの環境だったり、そういったものというのは何か現時点でイメージというのは持たれていますか。
○知事
 さっき(朝日新聞記者)さんにも申し上げたけれども、それを今どういう状況になるのかというところで、県としては精力的に漁業者と国と向かい合っていきたいと思っていますので、その状況を踏まえて考えていきたいと思います。

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