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命を守るために~交通事故のない佐賀県を目指して~

 「命を守るために~交通事故のない佐賀県を目指して~」ということです。
 せんだって7月28日の夜に、(国道)263(号)で交通死亡事故が発生しました。いわゆる大和インターに行く途中の道です。
 庁内の会議でも申し上げたように、いわゆる二重右折の問題は問題提起させていただいて、佐賀県では割とよくある光景だけれども、通常の県ではなかなか二重右折というのは見られないという話をさせていただいたところ、早々にこの事故が起きてしまいました。大和のほうに帰ろうとしていた、右折しようとしたところに車が入ってきて、後部座席の方が亡くなられるという痛ましい事故が発生しました。そして、男児1名が重体という状況で、この中央分離帯のない4車線道路が、この道路もそうですし、南(部)バイ(パス)もそうだったりと、佐賀県には多くの道がありまして、多くの危険が潜んでいる。皆さん方ももう何度も経験されたと思いますけれども、こういったところから、二重右折、2車線あるところをグッと右折して入ってくる車があるということで、佐賀ではよくありがちな、現状で違反ではありません。ただ、これによる事故が非常に多いというのが佐賀県の現実です。
 ずっと走っていると、突然車が、あんまりウインカーも出さずに右折して入っていこうとして、そこに数珠つなぎになるというのはよく佐賀では見られる光景なんですけれども、こういったところでも事故が非常に多いということです。
 (写真を指しながら)ここも右折しようとしますね。いわゆる二重右折。2車線またぎ右折のことですが、この二重右折の危険ということが、やはり佐賀県の場合は追突事故の原因になっているということで、命は何物にもかえられないと思っておりますので、なかなか、生活との問題はあるのですが、佐賀県とすると県警と一緒になって、中央分離帯を設置したほうがいい地域があるんじゃないのかという検討を今やっています。ですから、これはまさに交通規制の問題も含めてなんですけれども、県民運動として、みんなで命というものと向かい合ってやらなければいけない話だと思っていますので、そういった県民的な議論をこれから起こしていきたいと思っています。その分、逆に言えば、転回禁止の規制を解除するということは必要になってくるかもしれない。今までは二重右折できていたところが、もし中央分離帯をつくるということになると、どこかの時点で転回をしなければいけないので、今、転回は規制されているので、そういったことも総合的に今から考えていくというような生活習慣にしていくということで、これから社会実験も含めてしっかりやっていきたいと思いますので、きょうは皆さん方にこの話をさせていただきました。
 そして、ずっとずっと我々も取り組んでやっているんですけれども、死者数は去年に比べて減少していない状況です。
 本当に本当に絶対死亡事故をなくしていきたいという強い気持ちから、佐賀県では、県民の皆さん方にも交通ルールの遵守を強く呼びかけ、そして、交通死亡事故撲滅に向けて、あらゆる手段を尽くして全力で取り組むことを決意して、ここに宣言したいということで、本日改めて交通死亡事故撲滅緊急宣言をさせていただきたいと思います。
 「守れる命を守りたい」、佐賀県の願いであります。

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