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部下が管理職員を評価します!~マネジメントフィードバックの導入について~

 佐賀県庁では、部下が管理職員を評価するという仕掛けを導入いたします。マネジメントフィードバックという言葉で言っております。
 簡単に言うと、通常の評価というのは上司が部下をするということで通常行われておりますし、それがあくまでも基本で、さまざまな評価をしているわけですけれども、働き方改革なども含めて、上司自身がどうあるべきなのかというのが私は問われている時代だと思いますので、別に部下が上司を評価して、その成績によって上司がどこかに行ったりするということでは決してなくて、上司に自分のやっていることがどう思われているのかということを改めて気づいてもらうためのことなんです。ですから、簡単に言うと、私が課長で皆さんが課員だとすると、みんなが私のことをどう見ているのかということをチェックして、当然、上司は誰が私をどう見たかというのはわからないような仕掛けにして、例えば、私が高圧的だというところにみんなの中で、例えば、5人チェックが入ったら5と出るわけで、「ああ、そうか、自分はちょっと高圧的に見られていたのかな」とか、そういうことを自ら気づいてねというプログラムになります。
 ですので、基本的には、そのご本人、管理職自身が、自分のマネジメントをどういうふうに部下が見ているのかなということを改めて知ることによって、前に向いてさらに頑張っていただこうというプログラムになります。
 対象者は知事部局の部局長、副部局長、所属長等の管理職員です。私も自分を入れるかちょっと迷ったんですが、私は県民のチェックを受けているので、とりあえず今回は外させていただいております。実施期間は、平成29年8月28日から9月11日で、フィードバック時期は11月頃で、先ほど申し上げたように無記名でやりたいと思っています。
 質問項目は、五者択一式の、大体管理職がやるべきようなことについて「そう思う」とか「どちらかといえばそう思う」とか、そういう五択の中で人数がわかるようにするということと、期待しているのは、先ほど言ったように、行動特性ですね。これが29種類あるのかな、それこそ社交的とかカリスマ的とか、内向的とか感情的とか、基本的に私もいくらか試行でやってみたんですけど、数字が基本的にはあんまり入らないけれども、入るところにはダダダダッと入ってくるところがあって、例えば、感情的というところにいっぱい入ってきたりすると、ちょっとイラっとして部下にぶつかっていたのかなとかいうふうに、いろいろ考えさせられたりするプログラムなので、ぜひやってみていただきたいと思いますし、うちの県も管理職は割と受難の時代だと言っている人もいるみたいですけれども、でも、そういうことも含めて県全体の風通しをよくしたいと思っております。
 管理職員自らの気づきによってマネジメント力を向上させて、県民の皆様に期待されるような組織を目指したいと思っております。

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