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佐賀空港の自衛隊使用要請関連その1

○毎日新聞
 オスプレイの配備計画ですけれども、オーストラリアでの米軍機の事故、大分での緊急着陸など、事故やそういうものが相次いでいる状況ですけれども、今、県は漁業者の不安払拭というところに汗をかいている段階だとは思うんですけれども、そこに与える影響、どのような影響が与えられるかというのをお聞かせください。
○知事
 今お話いただきましたように、まず漁業者の皆さん方と国との信頼関係を紡ぐ作業と申し上げておりますように、それぞれの思いと国の考え方というもの、そして国に漁業者の皆さん方の思いを理解していただけるような形でのさまざまな調整を実施しているというのが、まず今、大きな柱になっております。
 その中で、今ご指摘いただきましたように、この事故の受けとめが1つ大きなポイントになっておりまして、昨年の12月に沖縄の名護市沖での不時着水があって機体が大破するという事故が発生しましたけれども、それから1年もたたない8月5日にオーストラリア沖で再びありました。
 そして、8月29日には、沖縄へ向かうオスプレイが大分空港に緊急着陸をしたという話がありました。このような事故、そしてトラブルは、これはもう漁業者のみならず、県民の不安を増大させるものと考えておりまして、我々とすると厳しく受けとめざるを得ない問題だというふうに思っています。
 ですので、現在、官房長官もしっかりと原因については究明して、説明を求めて、佐賀県を含めて関係県にしっかり連絡するようにという指示をしたというふうに聞いております。徹底した原因究明、情報開示を行うこと、そして説明責任をしっかり果たしていただきたいと思っております。
○共同通信
 知事は、小野寺防衛大臣からの説明を、県としては待っている状況だというお話でしたけれども、なんらかの先方からのアクションはあったんでしょうか。
○知事
 まだ具体的にこの安全の問題についての説明がいつなされるのかといったことについての情報はございません。こちらのほうは、お待ちすることになるんだろうと思いますが、それとは別途、漁業者と国とつなぐ作業というか、漁業者の思いを訴えるということに関しては、状況に応じて小野寺大臣ともお話しさせていただく機会を考えていきたいとは思っています。
○共同通信
 その漁業者と国をつなぐ作業ですけれども、前回の定例会見では、スタートしたばかりであるという話でしたけれども、1カ月がたって今の進捗状況というのはいかがでしょう。
○知事
 これも、さまざまなバリエーションというか、さまざまなパイプだとかいろんな方々を通して、そしていろんなレベルで今やっている途中なので、その一つ一つについての状況というのは──本当いろいろ交渉事なので、ある程度はっきりした段階でというふうに思っておりますけれども、漁業者の切実な思いというものは大分、項目的にはわかってきたのかなと。もちろん、まだまだあるのかもしれませんけれども、これはまだ引き続き作業をしておりますけれども、原点にあるのはやっぱり国への不信感なんですけれども、いざというときどうなんだとか、本当に国はずっとしっかりと長期的に有明海を見てもらえるのかとか、さまざま意見、そういったものに対して国がどう向かい合っていくのか、そういったところが一つのポイントになってくるのかなと思いますけれども、ちょっとそこは、先のことについてはまだ見通せない状況にあります。

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