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原子力防災訓練関連その1

○共同通信
 先日の訓練の話に移るんですけれども、訓練から2日たって、先ほどいろんな成果があったという話だったんですけれども、一方で課題もあったかなと思うんですが、知事から見て、具体的にここは改善したほうがいいなと思った部分があれば教えてください。
○知事
 改善というか、一つはやはり県民の皆さん方に、原発の事故というものにどう冷静に対処したほうが、県民のために、県民全体になるのかというようなことは、もうちょっとわかりやすい形でお示ししたほうがいいのかなと。いろんな手段で広報はしているんですけれども、あまりふだんから関心をお持ちでない方に関していうと、多分とても難しいところがあるので、ある程度、まずは誤解を恐れないところでわかりやすいような説明ができないものなのかなというところについては、これはさらに今後みんなで考えていきたいと思います。
 それともう一点は、これも大分申し上げていますけど、本当に計画に書いてあるルールどおりに行くはずがないのでというところがすごく大事で、ややもすると行政がこのとおりいきます、大丈夫ですと言いたくなるところがあるんですけれども、実際のところ、さまざまな災害に対応したときに、そのとおりにならないわけで、そのときにどうあるべきなのか、冷静でいられるのか、これは我々もそうですけれども、住民の皆さん方もそうです。これは原子力事故に限らずですけれども。そういうところで冷静に対応していくということ、そしてそのときには、計画では一つの手段が書き込まれるんですけれども、そのほかに多くのほかの手段があるんだなと。例えば今回も、離島はみんな船ということで計画は書いてあるんですけれども、さまざまな形で、いざというときはやはりヘリが有効だろうというふうにも私も思っています。でも、逆に言えばヘリを書いてしまうと、ヘリが飛べないときもあるわけですよね。ですから、ある程度しっかり避難の施設の中に入っていただくことがとても大事で、その中で状況に応じて一番いい手段をぱっと選ぶというオペレーションをしていくということ。我々が、しっかり島の皆さん方のことを考えて、見ていますよというメッセージをしっかり送っておくということが大事だと思いますので、今回、離島の住民の皆さん方からも、ヘリということを初めて気づいたという方もおられたと聞きましたから、やはりもっともっとそういういろんなことの周知とさまざまな手段があるんだよということ、そして、その準備を我々はしているんだということをもっともっと対話をしなければいけないなと思いました。

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