メニュー表示
こちら知事室です
×
こちら知事室です こちら知事室です

SAGAものづくり強靭化プロジェクトを始動します!

 続きまして、SAGAものづくり強靱化プロジェクトを始動したいと思っております。
 ご案内のとおり私が知事になって最初に手がけたのは、この「ものづくり人材創造基金」で、10億円の基金をつくって、それを崩しながら、幕末維新博でもあったように、佐賀といえばものづくりが我々の誇りでもあるので、もう一度そういったものをこの時期に再興していこうということでして、コーディネーターの配置ですとか、現場力向上の支援、それから企業情報の発信ということで、県内企業というのはすばらしい企業があるんだよということを、なかなか佐賀県の工業高校の県内就職率が4割程度で、低かったものですから、これではいかんだろうとずっと頑張ってまいりました。県内工業系高校の県内就職率も、何とか少しずつ上がっていく兆しになっております。今は人手不足ということが全国的な問題になっていますけれども、県内に非常に優秀な工業高校の生徒が誕生するので、できるだけ県内のすばらしい企業に就職していただきたいということです。
 今申し上げたように人手不足です。今回、10億円の基金の次のプロジェクトとして、ものづくりの強靱化プロジェクトを始動して、ものづくり産業で働く人を増やしたい。そして、ものづくり産業自体の生産性を高めていくことが二本柱です。
 認知度を向上していく。SAGAものすごフェスタというのも、その基金を使いながらやってきたんですが、初年度は5,000人、1万人、1万5,000人、2万人と、年々参加者が増えていて、企業の参加、そして、子供たちも夏休みに集まっていただいて、イメージアップということもできつつあるので、さらにアップしていきたい。そして、ものづくり産業の生産性もそれぞれ高めていくということです。
 それから、イメージですね。危険、きついといったマイナスイメージをプラスに持っていくようなブランディング事業、働きたくなる職場をイメージできる認証制度を創設して、企業のイメージアップについても取り組んでいる、ブランディング戦略を策定していくことについても、ファクトリーブランディング事業として整備していきたいと思っています。
 そして、「稼ぐ力」を強化することで、新技術、新製品開発、販路の拡大、そして生産性改善、高度化に対する支援、それぞれに対する支援を行うことによって利益を増加して、人材も多く集まってくる、そういった成長の好循環というものをこれからつくっていきたいと思います。
 そして、中小企業についても、佐賀県内のある程度大きな企業は海外にも進出していたわけです。10人ぐらいの雇用といった小さな企業においても、これまではモデルケースとしてやってみませんかということでいろんなことをやっていただいて報告会もしてもらっていたんですが、これからはさらに支援策を充実して海外の販路開拓を応援していくステップアップ支援事業に取り組むことによって、これだけグローバル社会になっている中で、新たな海外展開を中小企業においても行っていただこうと考えております。
 ということで、「佐賀のものづくりを世界へ、未来へ」ということです。これは凌風丸ですけれども、自らの技術を組み立て、発展させ、世界に広げていく、まさに第1次産業革命、蒸気機関というものを佐賀から受け入れて、凌風丸をつくって、蒸気機関、蒸気の技術といったものが例えば、鉄道というものに進化したり、いろんなところで応用されていった。まさに佐賀から日本に産業革命が広がっていったことをコンセプトに、さらにこれから佐賀が頑張っていこうというシンボルにしております。

一覧に戻る
前の記事に戻る
次の記事に進む