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令和元年佐賀豪雨災害について その1

○読売新聞
 豪雨災害について御報告がありましたけれども、今、御報告の中で初動対応についてある程度、佐賀方式というのに取り組まれたと、こちらとしても感じておりますし、その一方で、今後に向けた課題といいますか、今回不足していた点はどういったものがあるかということはいかがでしょうか。
○知事
 一つこれから市町の皆さん方とも相談していきたいなと思っているのは、警戒情報をどう考えるかということです。レベル4とかレベル5を流したときに、レベル4だと全員避難、そういう形になるわけですけど、避難というのは何だろうかと。全員避難所に行くんかいというふうに一義的に考えておられる方もおると思うんですけれども、私は本当にその状況状況に応じて、4と5という情報をつかんで、自分がどうするべきなんだろうか、深夜の場合だとか、周りが決壊するかどうかだとか、さまざまな状況判断の中で、むしろ、外に出たほうが危ない場合もあるでしょうし、実は避難という言葉は垂直避難、例えば、2階とか3階に上がっていくという避難のやり方もあるんだろうけれども、その辺が本当に住民の皆さん方に認識されているんだろうか。そして、ふだんからそういうケーススタディーが皆さんができておられるのかどうかというところが、日ごろからもっともっと行政側と住民の皆さん方のキャッチボールをすべきではないのかなと。それがどれだけできてきたかがまさに非常時の減災に役立てるのではないかということを我々の災害もそうですし、今回の東日本を見ていても感じたので、そういったことをしっかりとやっていきたいなと思いました。

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