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KIZUKIプロジェクトをスタートします

 皆さんおはようございます。
 今日は私のほうから発表項目5件、それに、ピンを何本かということで説明させていただきます。
 まず1つ目ですが、KIZUKIプロジェクトというプロジェクトをスタートしたいと思います。
 簡単に説明しますと、昨日のシンポジウムでも幾らかこの話はさせていただいたんですけれども、我々の課題認識といたしまして、どこも似たような、金太郎あめとよく言いますけれども、例えばこの駅、これは高知駅なんですけれども、本来、昔は高知駅だとか長野駅だとか、そういった駅がそれぞれその土地の特色を大いに表したような形になっていたんですけれども、大分みんな同じような形の、2階に上がって、ある部分、似たような形の駅が、関東でいえば京葉線の駅が同じように並んでいるような、そんなようなイメージになってしまったということがどうかなと思っております。
 それからこれ、元の図書館です。県立図書館の前の噴水ですけれども、開館当初は非常によかったんだろうと思います。ただ、ずっと先のことを考えていると、こういう形の造作は、美術館もそうでしたけれども、人がなかなか立ち入れないというか、段差があってということで、管理するほうからすると楽なんです。人が入らないから問題が起きないから。なんだけれども、本当にそれが利用者にとっていいんだろうかと。美しいかどうか分かりませんけれども、いずれにしても使いにくいということで、これはご案内のとおり、このような形で、こころざしのもりとして移り変わったわけですけれども、地域の価値とか資源を生かして、お客様に喜んでいただけるようなまちというものを標榜していいのではないかと。我々佐賀県内のまちが、自分たちが使うという意味で使い勝手がいいというところにどうしてもなってしまうところがあったんだけれども、交流都市としてお客様に来ていただくという観点から様々なことに気づく、そういう目線で市町と共に取り組んだらどうかという提案でございます。
 取り組む分野として、歴史文化というものが感じられるまちということで、県は県なりに、例えばそうですね、交差点の名前を島義勇像前に変えたりとか、いろんな工夫をしたりとかしているわけなんですけれども、佐賀県は文化、伝統、歴史が方々に感じられますので、そういうものを体感していただけるようなまちづくりをしてはどうかと。
 それから、人がにぎわい、日常的に休憩、ゆっくりできるような空間をつくってはどうか。
 それから、佐賀県の問題として、県土がどうしても土地区画、土地利用の関係でいえば、大農業県でありますので、そういったものが戦後の高度経済成長期から今の時代という意味でどのような使い方がいいのか、例えば、商業地にしたりとか、住宅地にしたりとか、そういったところの線引きの問題も含めた在り方というのを市町と共に考えるべきではないか。
 それから、魅力が伝わらないサインという、これも伊万里のどこかにあるサインですけど、なかなか、そのまんま古くなって、どうなっているのか、メンテしていないようなところも多々あるので、そういったところについて、佐賀デザインもありますので、メッセージ性のあるようなサインに変えていくべきではないのかというようなことを、そういう観点でみんなで気づいていこうということを考えていこうということです。
 ということで、市町との協働によるアクションということで、一緒に緊密に協働して、にぎわいのある魅力あるまちづくりをしていきたいということです。例えば、最近でいうと、一緒になってやった吉野ヶ里のフォレストアドベンチャーもそうですし、江北町のみんなの公園も一緒になって連携しながらやったものです。ああいったものというものも少しずつ磨き上げてできていくということになろうかと思います。
 県のプロジェクトチームとしては、進龍太郎という方が──多分、政策部長だと思いますけれども、プロジェクトリーダーとして頑張るというふうに宣言していただいておりますので、このサブリーダーとチーフと共に、自分の名前で頑張ると言っているところ、名前をあえて表示させていただいておりますけど、チームを組んで結果を出していただけるんじゃないかと期待しております。
 ということで、いろいろ書いてありますけれども、未来に向けて、一緒になってまちづくりをして、魅力あるまちづくりをやっていこうということが「あたりまえ」になることが目的です。官民一体となって、これからもチャレンジを続けていきたいと思っています。市町とも連携し、そして、官だけではなくて民間、そして、住民の皆さんも巻き込みながら、そういう絵姿をつくっていくということ、そうしたチャレンジを続けていきたいと思います。
 KIZUKIプロジェクトでした。

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