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佐賀県は島留学を応援しています

 続きまして、佐賀県は島留学を応援していますということであります。
 唐津の7つの島、今申し上げたように、ヘリポートも設置するわけですけれども、本当に魅力がいっぱいであります。馬渡島は3,40分かかりますけれども、ほとんどが15分ぐらいで到着できる身近に行ける島でございまして、それぞれに特徴がございます。ご案内のとおりであります。
 今日申し上げておきたいのは、島の学校と本土の学校の比較なんですけれども、例えば、唐津地区で大規模な小学校だと、生徒が961人に対して先生が55人なんですね。ですから、先生は17.5人を見ている勘定になるんですけれども、離島に行きますと、例えば、生徒が6人に対して先生は11人ということで、2人の先生が1人を見るみたいな、そういうことになるわけです。
 ちなみに、私の娘も本人の希望で東京の池尻大橋から群馬の上野村に山村留学に行かせていたんですけれども、教育環境からしても非常にすばらしいです。ですので、マンモス校に子供を行かせるのが本当にいいことなのか。何となくマンモス校がいいのかなと思いがちなんですけれども、それは本当かなということを皆さんに考えていただきたいなと心から思います。
 こんな感じで、言うなら家庭教師です。家庭教師を雇うにはどれだけの費用がかかるかということも考えると、どれだけ手厚くマンツーマンの授業ができるのかと考えると、(島留学を)考えるきっかけにぜひしていただきたいなと。県は唐津市と一緒になって離島留学を応援していきたいと思っています。
 これまでの取組なのですが、今まで1年間島に住んで、島の学校に通学する、小川島、加唐島、馬渡島で受け入れておりましたけれども、これまでは空き家を借りて家族で住んでいただくという家族単位で島に来ていただくというやり方だとか、島の祖父母の家で生活するような孫留学ということで推移してきたわけですけれども、言うならば今までは子供だけで島に行くというコースがなかったわけですね。親と一緒に行くか、じいちゃん、ばあちゃんが島におるのでというパターンだったのですが、今回は寮をつくることになりまして、ぜひ先生との距離が近くて、自然豊かでいろんなことが実感できる、そういうような寮留学について高島で行っていきたいということであります。寮の整備を行いまして、3月から寮生の受入れ、取りあえず最初は4名ということで開始をして、これからの状況を見ながら、ほかの島だとか、数を増やしていくというようなことをして、島の皆さんの生活とうまく溶け合っていくような形で展開していきたいと思っております。
 「ぜひ、体験してみませんか。島留学という選択」でございます。ぜひ、それこそ福岡の皆さん、都市部の皆さん方などについてもご案内をさしあげたいと思っております。

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