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今後の県政運営関連 その3

○時事通信
 本部制の話なんですけれども、見直しをされるというか、効果検証されると思うんですけれども、知事が何にひっかかっているのか、多分わかりにくい、ほかの他県と比べたら本部長制というのは珍しいので、そこら辺もわかりにくさがあるからということなのかなというふうに思ったんですけれども、教えていただけますか。
○知事
 私は、まず、今、石田さんからお話しあったように、県民から見てこれはわかりやすいんだろうかと思っています。私自身も、大分なれてきましたけれども、中に入ってでもそうなので、やはりもうちょっと県民から見て部署が明らかになって、その場合に県庁の責任体制もはっきりするわけですから、そういう形になることも考えられないかなと思っています。
 ただ、せっかく10年ばかりこれはやっていますから、私の一存でこうあるべだという話ではないと思っています。ですから、ここはしっかりと検証しようというふうに思っています。この本部制というのは、本部は今6つです。6つの本部、これが生きていくためには、その一つの本部で本当に庁内分権的な連携がしっかり図られて、相互で有機的なアウトプットが出て初めてそれができているということだと思うんですね。
 それともう1個のメリットは、非常に財政とか人員が厳しいときに、一律的な引き締めをやっていくという意味では、大くくりの中で、例えばシーリングだとか、そういうような技法がやりやすくなるのかなと私は思ったりしていますが、今はむしろ攻めていかなければいけないところもあるので、例えば、産業なら産業、農林は農林、子育ては子育てとか、しっかりと責任を持たせて、その上でお互いが連携するような組織を別途、例えば対策本部をつくるとか、副知事を中心にしっかりと答えを出させるとか、むしろそういうふうにすることも考えたほうが責任体制も明確化されるのではないかなというふうに思っています。
 今、予算を組んでいますけれども、本部長の皆さん方の範囲が余りにも広いので、例えば農林水産商工本部というところは、その本部長さんは産業政策を語ったと思ったら、今度は田んぼや畑の農林水産業を語りながら、今度は観光も語るということになるわけですから、そこはもちろん連携すべきだと思います。それ自体は私は賛成なんですが、そのトップがどこまて見切るのか、そして経営支援本部ですか、そこの、まさに本部に官房機能があるんですけれども、そこがどの程度の働きをしているのかというところに実はかかってくるので、そうした検証をしっかりした上で、私の今のところとしては、できるだけわかりやすくて、そして責任がとれてというようなやり方で考えたらどうかと思っていますが、もちろん、私の検証もまだまだ不十分なので、これから県職員の皆さん方の意見も聞いていくこと、そして県民の皆さん方の意見を聞くこと、それから、それこそマスコミの皆さん方からどういうふうに見られていたのかとか、多角的な検討もして結論を得ていきたいと思っています。

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