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「肝がんワースト1卒業」に向け県内医療機関の協力のもと、肝疾患対策に取り組みます

 次は2番目ですが、「肝がん死亡率ワースト1卒業」ということでの肝炎対策です。
 山口県政の大きな課題の一つというのが、がん対策と自動車の事故対策ということは、常々皆さん方にも申し上げているところですけれども、今回、「肝がん死亡率ワースト1卒業」についての話があります。
 特に卒業に向けてポイントは、受検していただいて、ウイルス検査が陽性であっても、30%は精密検査を受けていただけないということ、そして、精密検査を受けたとしても、受療していないという方々が課題だと思っています。過去の陽性者、検査で陽性だった患者が治療まで結びついていないことに本県の課題があるので、もともと陽性者が佐賀県は日本で一番多いわけですから、その皆さん方が要は治していただけないところに課題があると思っています。
 治療の選択肢が従来はインターフェロン治療というものだけだったんですが、今は、飲み薬というものが新しい選択肢として大きくクローズアップされています。特に飲み薬のメリットとして、症状によって異なりますが、生活への影響が少ない、入院の必要がないとか、治療の負担が少ない、副作用が少ない、期間が短くなるといったことがありますので、こうした件について、ぜひ県民の皆さん方に知っていただきたいと思っています。マスコミの皆さん方もぜひ周知方をよろしくお願いします。
 患者アンケートの分析結果ですけれども、まず、未受療者の特徴としては、自然に治ってしまうんじゃないかと、自然治癒するんじゃないかということだったり、何かべらぼうに治療費が高そうだと、こういった話があって、そんなことは決してなくて、勝手に治ることはありません。それと、助成金などによりまして月に大体1、2万円、ほとんどの方は月1万円の3カ月で治療費の自己負担は済みますので、そういったことをちゃんと認識していただきたいと思っています。
 受検患者は、早目に医師から説明資材を用いて説明を受けているわけでありますので、治療が必要であることと、何百万円もかかるという情報が何か出ているようですけれども、そんなことは決してないということを認識していただきたいということです。
 患者さんの疑問や不安を解消するために、新たな説明資材を制作して全医療機関へ配布しているところです。わかりやすく、目に見える形で、県内医療機関と連携して伝えていきたい思っております。 陽性の場合は放置せずに、精密検査や治療を受けていただきたいと思います。これが2つ目です。

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