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「弘道館2」が始動します!

 肥前さが幕末維新博覧会の関連プロジェクトで、「弘道館2」を始動させたいと思っています。
 この弘道館2は、何なんだろうかということで、いまだに「佐賀には何もなか」という話は前から言っていますけれども、むしろ佐賀にいたからこそ新たな学びの場のヒントがあるのではないかと。それは、かつての藩校である弘道館にあるのではないかという問題意識です。
 この藩校である弘道館が、国をつくる多くの人材を佐賀県から生み出したわけで、まさに人づくりを佐賀県はやっていったわけでありますけれども、岩倉具視はわざわざ自分の子供を弘道館に通わせたなどのエピソードがあります。身分に関係なく、全ての佐賀藩の若者たちを集めて平等に教育したということでも有名ですが、ただ、佐賀藩はお金がなかったのであまり先生が雇えませんでしたから、みんなでディベートしたり、お互いが教え合う仕組みとか、自学自習だったり、そういったところが非常に大きな特徴でもありました。そして、直正公もみずから参加して活発な議論をするなど、そういうのが弘道館ということで、その中で多くの傑物、傑人を輩出していったのが佐賀藩だったと思っています。
 ということなんですが、その過去の弘道館ばかり振り返っていても──今回は未来思考の博覧会にしたいと言っているので、今風に弘道館2をやるとしたらどういうことなんだろうということを今までかんかんがくがくみんなで議論をしたところ、21世紀の価値的に言えば、海外だったりデザイン思考だったり、ダイバーシティだったり、そういったところで、今の佐賀、今の日本を憂いて何をなすべきなのかを考えようというのがこの弘道館2で、昔は16歳から26歳の若者が学んでいたわけですけれども、講師に、佐賀にゆかりのある先輩、いろんな方を招いてリアルのところで講義をします。講座開催後はアーカイブ配信を実施して、10月以降、毎月1回ずつ、今風の佐賀の弘道館の藩校を再編成してみたいと思っています。
 まず第1弾は、池田学さんにやっていただこうかなと思っています。もうご案内のとおりです。
 その後、下尾苑佳さんとか菅谷俊二さんとか、私もどこかで入ったりとか、毎月1人ずつ、今の佐賀としてみんなに伝えたいメッセージを伝達するような弘道館2をつくっていきたいと思っています。
 「藩校しようぜ。」ということで、弘道館2をやっていきたいと思っています。

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