九州初の「伴走型」犯罪被害者支援に取り組みます

　九州発の「伴走型」犯罪被害者支援に取り組みたいと思っています。
　本当に犯罪被害を受けますと困難ということで、長期間にわたり二次的被害にも悩まされます。佐賀県では九州では唯一、県も、そして全ての市町もこの被害者支援条例というものを設けて、全県的に取り組もうという体制をとっております。心身の不調とか、そうしながらの中での裁判、そもそも全く悪くないのに裁判をしなければいけない負担だとか、加害者からさらなる被害の恐れとか、非常につらい思いをされますので、コーディネーターによる寄り添った支援が必要だと考えます。
　ということで、経験豊富な専任のコーディネーターがお悩み、御要望などを丁寧にお聞きして、日常生活を取り戻すことができるように伴走支援をしていきたいと思っています。いろんな悩みもあると思います。最近はセクハラなんかもいろいろ言われているようですけれども、実際は労働局ですとか、どんどんどんの森のアバンセなんかでももちろん相談を受けるんですけれども、先ほど聞いてみたら、相談電話でもそういった相談も幅広く受けるということです。ぜひいろいろ、日常生活のさまざまな悩みを相談いただきたいと思います。各市町、警察、それから佐賀ＶＯＩＳＳさんと連携しております。単発でなくて、継続的に支援して寄り添い続けるということが１つの大きなポイントになっております。
　そのほか、弁護士への法的な相談についても相談費用を負担しますし、特にこういうことに詳しい弁護士さんがしっかり支援できるようにしたいと思います。
　それから、市町職員、ボランティアの養成講座を開催して人材を育成する。そして、悩みや痛みについて理解が深まるような出前講座も開催したいと思っています。佐賀県弁護士会との協定も締結もいたしました。
　ということで、犯罪の被害に遭われた方に寄り添い、途切れのない支援で皆さんの暮らしを支えたいと思っています。