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こちら知事室です
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人の想いに寄り添う


 続きまして、医療的ケア児、医療的ケアが必要な障害を持った子供たちのことですけれども、そのご家族が非常に経済的にも精神的にも大変ご苦労されているということでございます。県では、そういう介護する周りの皆さん方がレスパイト、いわゆる一時休息できるような環境づくりをこれまでも続けてまいりましたけれども、今回は特に、いつでも相談できるような窓口を事業所などに置くという事業と、さらに、ガイドブックの提供を行いまして、様々な支援制度をまとめたものをつくって必要なサービスの利用促進を図っていきたいという事業でございます。

 続きまして、点字図書館を新たにするという事業を行っておりますけれども、いよいよ来年の4月に開館予定ということで、視覚障害者情報・交流センター“あい・さが”(仮称)という名前で考えてございます。これまでは点字図書などの製作・貸出しをしていたわけですけど、これだけではなくて、いろんな皆さん方がここを訪れて、視覚に関する相談支援ができたり、ご家族の皆さんも含めた交流の場というような形で、社会活動の拡大につながるような機能を持つようなセンターにしたいということで、障害者の皆さん方などと話合いを進めてまいりました。いよいよこちらのほうが来年オープンということであります。
 ぜひ皆さん方に愛される、これは「目」という意味とか、自分らしくの一人称の「I」とか、いろいろかけているわけですけれども、そんなような施設になるように頑張っていきたいと思います。

 続きまして、これは県議会などから大分ご指摘もいただいておりました、精神障害の方まで医療費助成を拡充すべきだというご意見を直接賜ったりもいたしました。確かに、身体と知的と精神を同じようにするべきだという全くごもっともなお話であったので、かねてより、これは市町と連携してやらなければいけない事業なので、20の市町ともGMなどにおいても話をさせていただいておりましたけれども、みんなでやろうということになりまして、精神障害の方々も拡充するということで、しっかり取組を進めていきたいと思ってございます。

 続きまして、中原特別支援学校のほう、知的障害の皆さん方など非常に生徒数の見込みが増える予定です。多くの希望があって増加が見込まれております。我々とすると、そういったことに関してしっかりときめ細やかな教育をやっていかなければいけないと思っています。ですので、その部分は増設して対応しなければいけないと思っています。中原のほうを10教室増設、そして、鳥栖の田代分校のほうは3教室増設ということで、13教室を増設させていただきまして、きめ細かな教育の実現をするために、こうした環境整備にも取り組んでいきたいと思ってございます。

 続きまして、「さがらしい、やさしさのカタチ“さがすたいる”をひろめよう!」ということでございます。この「さがすたいる」というのは、いろんなお年寄りですとか障害のある方もそうですし、子育て中の方、いろんな方々が、みんながみんな心地よく外出できるような、人に優しいまちのスタイル、佐賀らしい、人に優しいまちをつくっていこうということを「さがすたいる」と言っているわけですけれども、今までやってきたことも拡充していきたい、この「さがすたいる」という考え方をもっと広めていきたいということで、今回特にありますけど、「佐賀さいこうフェス」というのを毎年やっていますけれども、こちらのほうとの連携によって、いろんな発表の場なんかも広げていきたいなと思いますし、それから、「さがすいたるコンベンション」ということで、県民の間に多くの認知をしてもらって、いろいろ今、家の中で難病などで苦しんでいるいろんな多くの皆さん方が少しでもまちのほうに出てきて、みんなが、お互いが尊重し合えるような、まちづくりができるような、そんな事業にしていきたいと思っております。

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