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子育てし大県を推進する


 続きまして、子育てし大県の推進についてでございます。
 佐賀県の「子育てし大県プロジェクト」というのは、出会い・結婚から、妊娠・出産、そして子育てまでという、ここをライフステージに応じて切れ目ない支援策を展開するというのが大きな特徴でありますし、合計特殊出生率は佐賀県は1.64と全国で5位ということでもありますし、人口当たりの15歳未満子供割合は、ずっとここのところ全国3位ということで、沖縄、滋賀に次いで子供のシェアの大きい県ということでありますけれども、こういう子供たちを骨太に育てる環境をつくっていくということが佐賀県の強みを生かしていくことだというふうに思いますので、こうした男女共同参画の側面も含めて、ここを強化していきたいということでございます。

 新規の1つ目とすると、さがウェディングストーリーの発信をしたいということで、今、コロナ禍の中で、結婚への関心というものについて高くなったり、やや高くなったというものが増えてきました。やはり自宅の中で一人でいたりとかすると寂しいな、結婚というものを考えようかなと思う方が増えてきたのかなということなんでしょうけれども、我々は昨年はコロナ対策の中で、さがウェディング祝福プランということで、結婚式を延期・キャンセルした夫婦に支援金と花のギフトカードを贈ったりとかしてまいりましたけれども、今年はウェディングストーリーということで、それぞれ結婚の形があるわけですけれども、様々な結婚してよかったという先輩方の声とか、そういったものを取り入れて、情報発信、結婚とか家族といったものの魅力について情報発信して、結婚しようかなと思っている皆さん方の後押しができるような、そういう取組ができたらなと思っております。佐賀で暮らす夫婦・家族が奏でる物語の発信でございます。

 続きまして、フィンランドのネウボラに並ぶ相談支援ということで、これはコネヒトさんとの支援のときにもお話をさせていたものでございます。新しい機能として、対面でオンライン相談ができるようにしたりとか、ママリを使った相談アプリを使って、気軽に様々な悩み相談ができたり、そして、さらに市町の皆さん方と専門職員を、市町の専門職員をつなぐ新機能の実証をするといったことにも取り組んでいきたいと思います。ポイントは改めて妊娠期から、ここから子供の就学前まで、切れ目なく一貫した相談体制をアプリ、オンラインなどを使って堅持していく、支えていくと、そういった事業でございます。

 続きまして、保育幼児教育センターを開設する予算でございます。
 いろいろ今、幼児教育・保育の現場は多様化、複雑化しています。特に今、コロナの中でいつもであればぎゅっと抱きしめて保育をしていくという中で、そこができない、離ればなれになっていくという中で、本当に幼稚園や保育所からはどうしていいか分からないけれども、本当に困惑した声なども聞かれております。ということで、保育の現場での助言が欲しいと、実践に生かせる研修を受けたい、そういった声もありますので、令和3年度からこども未来課の中に園長経験者など、抱負な実践経験を持つ人材を10名程度配置いたしまして、ここから園を訪問して、保育現場で助言を行うといった、いわゆるアウトリーチ型の支援を行うものであります。さらに、園の課題、そして、最新の情報に沿った実践的な研修を実施しまして、充実を図っていきたいと思います。
 やはり幼児のときの教育というものは、生涯にわたって人格形成の大きな基礎となるものでございますので、ぜひこういった幼児教育・保育の質を高めて、健全な成長を支えていく体制をつくっていきたいと思っております。

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